米国市場におけるマツダの「ブランド価値経営」の取り組みは2026年で10周年を迎えました。マツダ車が各セグメントにおいてより多様化し、競争力を高めていくにつれ、商品の改善を反映した包括的なビジネスアプローチが必要となりました。価格訴求型から価値訴求型のビジネスモデルへの転換を目指してブランド価値経営を導入し、経営上の意思決定を支える重要な考え方となっています。
私たちはお客さま体験の向上に力を入れており、ディーラーでの接客から保有期間までライフサイクル全体のあらゆるタッチポイントで、すべての意思決定と行動の中心にお客さまを置いています。従来のやり方から大きな変革が求められましたが、従業員やディーラーパートナーは、この考え方を体現するために着実な成長をとげてきました。
ブランド価値経営は、米国市場において過去数年間にわたるマツダの目覚ましい成長をけん引した主要な要因の一つです。
また、特に直近2年間の厳しい社会・政治的環境の中でも、事業の安定性を高める役割を果たしてきました。米国では関税の導入や規制の優先順位の急速な変化などにより、ビジネス環境が不確実性を増す中でも、ブランド価値経営とお客さま中心の取り組みは揺らぐことはありませんでした。その結果、2025年度は過去2番目に販売台数の多い年となり、総販売台数は39万5千台に達しました。マツダの市場シェアは、2018年度の1.7%から2025年度には2.4%へと上昇しました。これは従業員やディーラーパートナー、そしてお客さまが、マツダの商品や取り組みの価値を評価してくださったからだと考えています。