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欧州 販売会社CEOメッセージ



多様な市場で一貫したお客さま体験を 提供し、ブランド価値を高め続けます

上席執行役員

マツダモーターヨーロッパGmbH社長兼CEO

マータイン・テンブリンク

Martijn ten Brink



変化する市場環境の中で、どのような未来を目指していますか?

私たちは欧州の37の国・地域で販売をしています。欧州市場全体では電動化への移行が進みつつ、その進展は市場ごとに大きな違いがあります。新車販売におけるBEVの比率ではノルウェーで約96%を占める一方、南欧・東欧では一桁台の国も多くあります。こうした多様な市場環境において、「マルチソリューション戦略」が効力を発揮しています。2025年よりセダン系の「MAZDA6e」、2026年よりSUV系の「MAZDA CX-6e」といったBEVラインアップを一気に拡充するとともに、HEVやPHEVなど電動化商品のポートフォリオも拡充しています。

 

一方、高効率なICEも引き続き重要な柱です。欧州で発売した新型「MAZDA CX-5」は、卓越したデザインとクラフトマンシップにマツダならではの人馬一体の走りを融合させ、発売から6カ月で約2万台の受注を得るなど大変好評です。このように当社は独自技術に加えて、さまざまな戦略的協業を通じて商品ラインアップを拡充するとともに、新技術をより迅速かつ効率的に市場へ投入することで、変化の激しい市場環境に柔軟に対応しながら、持続的な成長を実現しています。


欧州市場におけるマツダの競争優位性は何ですか?

マツダは1960年代から長年にわたり欧州に拠点を構え、「ブランド価値経営」を軸に持続可能な成長を推進し、ブランド強化を積み重ねてきました。欧州全域に広がる約1,700店舗に及ぶディーラーネットワークは、最も重要なブランド資産の一つです。販売店は、お客さまとマツダをつなぐ最も重要な接点であり、私たちは「おもてなしの心」を大切にしながら、お客さまに寄り添った体験を提供しています。また、データやAIを活用したお客さま理解の深化にも取り組んでいます。顧客データとマーケティングデータを統合し、お客さま一人ひとりに合わせたコミュニケーションを実現し、デジタル上の行動データと販売店での体験をつなぐことで、実店舗とデジタルを横断したシームレスなブランド体験を提供しています。こうした取り組みは着実な成果として表れており、再購入率は2014年の38%から2024年は50%へ、サービスリテンションは同期間に42%から52%へ改善しています。

再購入率の推移
再購入率の推移

さらに、近年私たちは「Crafted in Japan」というブランドポジショニングを訴求しています。このポジショニングは、日本にルーツを持つマツダならではのクラフトマンシップ、品質の高さ、そして独自のデザインにより、欧州市場における差別化につながっています。ドイツの有力自動車専門誌「Auto Motor und Sport」が実施した「BEST CARS 2026」調査では、マツダは購入検討ブランドとしてトップ10入りをし、エモーショナルな価値と品質の両面でプレミアムブランドに近いポジションを確立しつつあります。

 

今後もマツダは、マルチソリューションによる電動化戦略、進化し続ける販売店ネットワーク、そしてシームレスなお客さま体験を組み合わせることで、欧州市場における競争力を継続的に強化し、お客さま、販売店パートナー、そして株主の皆さまに対する長期的な価値創出を実現していきます。

欧州デザイン拠点で行われたワークショップ 人の手によるクラフトマンシップを紹介
欧州デザイン拠点で行われたワークショップ 人の手によるクラフトマンシップを紹介

欧州デザイン拠点で行われたワークショップ

人の手によるクラフトマンシップを紹介