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ASEAN・中国 販売責任者メッセージ



ビジネスパートナーの皆さまと一体となり、ブランド価値経営のもと成長戦略を推進します

上席執行役員

中島 徹



ASEAN市場での戦略とマツダの強みは何ですか?

ASEAN市場はマツダにとって将来の成長を担う重要な市場です。年間320万台を超える乗用車市場を有しており、今後の経済発展に伴い、2030年には日本に匹敵する420万台レベルまで成長する見通しです。この成長著しい市場で、マツダは独自のブランドポジションを確立し、お客さまから選ばれ続けるブランドとなることで持続的な成長を目指します。

 

ASEANにおけるマツダの強みは、現行主力モデルや新世代商品群を通じて、現地ビジネスパートナーの皆さまと共に築いてきた強固な顧客・ブランド基盤です。私たちは単にクルマを販売するのではなく、「走る歓び」「魂動デザイン」「ひと中心」というマツダらしい価値への共感を広げながら、お客さまとの長期的な関係を築いてきました。その積み重ねが、高付加価値販売につながっており、これらの基盤を生かすことで、中間所得層以上のゾーンにおいて競合に対して十分な競争力を発揮できると考えています。

 

例えばベトナムでは、高いブランド力を有した現地ディーラーパートナーと協力し、お客さま体験のさらなる向上に取り組んでおり、2025年12月にフラッグシップショールームを開設しました。商品に合わせてリテール環境やトレーニング、ブランド体験を刷新し、お客さまにマツダブランドをより深く体感していただくことを目指しています。こうしたブランド価値への共感が、大規模な投資にもつながり、車種ミックスも全需平均と比べて高グレードへシフトしています。

ベトナムのフラッグシップ店舗
ベトナムのフラッグシップ店舗

ベトナムのフラッグシップ店舗


ベトナムセグメント構成(2025年)
ベトナムセグメント構成(2025年)

ベトナムセグメント構成(2025年)

マツダならではの優れたお客さま体験を通じて、マツダの独自価値の提供に今まで以上に努めていきます。ASEAN市場の各国でも、マツダのブランド価値向上に向けた投資や活動を進めています。マレーシアではドライビングアカデミーを開催し、インドネシアでは2026年7月に現地組立の開始に加え、ディーラーでの販売やサービスを支えるトレーニングセンターを新設しました。こうした活動を通じて、お客さまにマツダらしい価値を提供できる人づくりを進めています。

 

今後、ASEAN市場では、新世代店舗化を進めているタイへ電動車「MAZDA6e」「MAZDA CX-6e」を導入して販売台数を増加させ、新型「MAZDA CX-5」の導入でさらなる成長を図ります。そしてタイで生産予定の次期「MAZDA CX-3」(小型SUV)を2027年から順次導入し、ボリュームゾーンの獲得を着実に進めていきます。変化の激しい市場環境の中でも、現地パートナーとの強固な信頼関係を基盤として、お客さまから選ばれ続けるブランドづくりに取り組んでいきます。


中国市場での戦略とマツダの強みは何ですか?

中国は世界最大かつ最も競争の激しい市場であり、マツダにとって販売市場としての役割にとどまりません。マツダは長年にわたり重慶長安汽車股份有限公司(長安汽車)さまとのパートナーシップを生かした協業を軸に事業を展開し、ビジネスの成長を図ってきました。

 

私自身、中国で事業に携わる中で、現地の販売店やビジネスパートナーの皆さまとの対話を重ね、この市場の変化のスピードと先進性、そして絶えず進化するお客さまの期待の高さを肌で実感してきました。

 

電動化・知能化が世界で最も速いスピードで進展する一方、供給過剰を背景とした熾烈な競争が続いており、その中で存在感を維持し続けることは容易ではありません。しかし、厳しい競争の中で挑戦を続けることは、マツダの将来の競争力強化につながる知見を獲得する大きな機会であると考えています。この挑戦を通じて、電動化・知能化への対応力を高め、新たな価値を持つ商品を創出し、グローバルのマツダ全体の競争力強化に貢献していきます。

 

具体的には、マツダが長年培ってきた「走る歓び」と「魂動デザイン」に、協業パートナーである長安汽車さまが強みとする電動化・知能化技術を融合した商品を開発・導入することで、新たな独自価値をお客さまに提供しています。急速に進展する中国市場の電動化・知能化の潮流に対応しながらも、人馬一体の走りや魂動デザインといったマツダらしい価値を磨き込むことで、競合車にはない差別化を実現し、マツダならではの価値を提供しています。

またグローバルに事業を展開するマツダにとっては、国・地域ごとに異なる環境規制や市場ニーズへの柔軟な対応が不可欠です。中国で培った電動化・知能化への対応力をグローバルに展開し、各地域との相乗効果を創出していきます。

 

長安汽車さまとの協業電動車両第1弾であるEZ-6/MAZDA6eは2026年「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、マツダの強みであるデザインを評価していただきました。また、2025年に第2弾商品であるEZ-60/CX-6eを導入し、電動ラインアップも着実に拡充しています。これら2車種を生産する長安マツダ汽車有限公司は、マツダ生産方式を採用する海外工場の中で世界で唯一ICE・BEV・PHEVを混流生産する先進工場です。

 

ここで培われる電動化や知能化への対応力、生産技術、スピード感は、中国市場だけでなくグローバルのマツダ全体にとっても重要な資産となっています。以前は中国国内向け専用工場でしたが、現在は欧州向け輸出に加え、2026年度中には環境規制が厳しいオーストラリアやニュージーランド、タイなどの右ハンドル国へも輸出を拡大させていき、中国発のグローバルビジネスによりマツダの成長を支えていきます。

長安マツダ汽車有限公司
長安マツダ汽車有限公司

長安マツダ汽車有限公司


MAZDA EZ-60
MAZDA EZ-60

MAZDA EZ-60