心豊かに生活できる仕組みの創造



基本的な考え方

マツダは、モビリティ関連の技術をもっと人と人、人と社会がつながる姿へ進化させ、安全・安心で自由に移動することが可能な、心豊かな暮らしにつながる社会貢献モデルの構築を目指します。また、自動車メーカーの強みを生かした社会への貢献を積極的に行い、ブランド価値向上への取り組みを進めます。

取り組み

自動車メーカーの強みを生かした社会への貢献

マツダは、これまで培った技術やスキルを活用し、社会課題の解決に貢献できるようにさまざまな取り組みを進めています。マツダに関わる人々との対話と共創を大切にしながら、社会の持続的な発展を目指します。

モビリティ関連の技術を活用した支えあい交通サービスの実証実験

マツダは、モビリティ関連の技術を活用して、地域住民が助け合うコミュニティやそこに参加する地域内外のドライバー、そこで生まれる人と人を通じたリアルな発見、体験、成長を創出していきます。そこには人間らしさがあふれ、「生きる歓び」を実感できる世界があると考えるからです。

昨今、国内の中山間地域において、公共交通の空白化などによリ移動手段の不足が社会問題になっています。このような社会問題に対応するため、マツダは2018年12月より、広島県三次市において地域住民の皆さま、行政機関である広島県および三次市と連携して、コネクティビティ技術を活用し支えあい交通サービス実証実験を開始しました。マツダは運行管理システムおよび利用者用アプリの開発を担当しています。実証地域の三次市川西地区と作木町の方々に継続利用していただきながら地域との対話を通じて利便性向上と効果検証を行っています。

現在、地域交流イベントや、農産物の出荷・集荷、食料品の配達、生活のお困りごと対応などの生活サービスと支えあい交通サービスの連携により、地域内外の人や物の移動をシームレスにつなぐといったさまざまな施策を通じて、より多くの人々に使っていただき、地域活性化につながる持続可能なサービスの実現に向けて取り組んでいます。

 

 
 

支えあい交通サービス実証実験の様子 出典:川西自治連合会

支えあい交通サービス実証実験の概要

 
 

東広島市における生活価値創造に向けた協力・連携

マツダは、2021年12月、東広島市・株式会社博報堂とともに、東広島市における生活者視点での新たな暮らし方、生活価値の創造に向けた協力・連携協定を締結しました。この取り組みでは、マツダが持つ再生可能エネルギーの知見や、EVをはじめとしたモビリティ関連の技術を活かした中山間地域でのサステナブルな暮らし、サーキュラー・エコノミーによる豊かな社会の実現を目指しています。持続可能な地域づくりの一貫としては、子育て環境の充実や里山の荒廃抑止などの地域課題に着目した取り組みを地域の方々とともに進めています。

また、2023年10月からは、東広島市福富地区における地域創生プロジェクト「“里山”から“福富のみらい”を創る“みらいの里山”プロジェクト」を開始しました。 

 

※ プロジェクトの詳細についてはプレスリリースをご覧ください

予期せぬ災害による避難の際の車中泊のサポート

予期せぬ災害が頻発する昨今、マツダは、自動車メーカーとしての知識を生かし、避難した場所で車中泊をする際に活用できる商品をセットにしたマツダ純正用品緊急防災「車中泊セット」を発売しました。「エコノミークラス症候群」になるリスクを軽減するための着圧ソックスなど、車中泊を過ごしやすくする商品や携帯トイレ、給水バッグなどに加え、バッテリー上がりの際に役立つケーブルなども備えたセットです。令和2年7月豪雨災害時には、支援活動・復旧活動に役立てていただくために、この車中泊セットを被災地へ送付しました。セット内容の充実した「緊急防災・車中泊セット(10L)」とお求めやすい安価タイプの「緊急防災・車中泊セット(5L)」の2タイプをご用意しております。

 

 
 

緊急防災「車中泊セット」