クルマのライフサイクル全体でのCO₂排出量削減の重要性を踏まえ、Well-to-Wheelとライフサイクルアセスメント(LCA)の視点を取り入れています。2018年度に、世界5地域における内燃機関自動車と電気自動車のライフサイクルでのCO₂排出量を評価しました。その結果、地域ごとの電力の状況や燃費・電費、生涯走行距離などによって、内燃機関自動車と電気自動車のライフサイクルでのCO₂排出量の優位性が変化することが分かりました。こうした結果を踏まえ、市場ごとのエネルギー源や発電形態、お客さまのニーズに応じて適材適所の選択肢を提供するマルチソリューションのアプローチによる本質的なCO₂削減を目指しています。これらの取り組みは、サプライチェーン全体での対応が不可欠であり、自治体や他産業と連携しながら推進しています。クルマのつくる(生産領域)・はこぶ(物流領域)・つかう(商品領域)・もどす(資源循環)それぞれの過程におけるCO₂排出量削減と地球温暖化抑制に貢献するCNの取り組みを着実かつ計画通りに進捗させています。