2025.04.17
サステナブル経営の羅針盤 LCAって何だ? - マツダの2050年カーボンニュートラルへの挑戦 vol.01 -
クルマは走っているときだけが、CO₂を排出しているのではありません。
クルマをつくる、はこぶ、つかう、もどす……。クルマをつくってから使い終えるまで、すべての過程でCO₂を排出していることをご存知ですか? たとえ電気自動車であっても、使用する電気が石炭などの化石燃料を使って発電されている場合は、CO₂を排出しているのです。
重要なのは、クルマのライフサイクル(原料の調達から製造、廃棄、リサイクルまで)を包括して、CO₂の排出量を算定・評価し、それぞれの過程における環境負荷を減らすこと。そのためにマツダでは2009年からLCA(ライフサイクル・アセスメント)という考え方を取り入れ、事業戦略に組み込んできました。LCAの考えと、マツダの2050年カーボンニュートラル実現に向けたロードマップをアニメーションと連載記事でご紹介します。


「LCAって何ですか?」マツダのサステナブル経営現在地 -CNへの挑戦 シリーズ vol.2-


コロナ禍を機に環境問題に興味を持ったことから、LCAやマツダの環境への取り組みに対する認識を深めたいと情熱を抱く入社5年目の青柳実可子(あおやぎ・みかこ)が、社内でカーボンニュートラルの推進に取り組む河本竜路(かわもと・りゅうじ / 開発戦略企画部)、深川健(ふかがわ・たけし / CN・資源循環戦略部)にインタビュー。LCAの基本的な考え方、カーボンニュートラルに向けた社内の取り組みや現在地に迫ります。
「マツダ初のEV車をクリーンな電力でつくりたい」。メンバーのアイデアから始まった太陽光発電プロジェクト - CNへの挑戦 vol.3-


マツダは、2035年までに世界中の自社工場をカーボンニュートラル化すると宣言し、「省エネルギー」「再生可能エネルギー」「カーボンニュートラル燃料」の3本柱でアプローチしています。
第3回のテーマは、「クリーン電力」。2021年から自社工場内で稼働中の太陽光発電設備について、マツダ社内の設備導入・運用管理を担うプラント技術部のメンバーにインタビュー。メンバーの自主提案から始まったというプロジェクトの舞台裏と、本気でカーボンニュートラルを目指すエネルギー戦略とは?
近日公開
再エネを通じて、地域のエコシステムを構築。マツダが仕掛けるオフサイトコーポレートPPAとは -CNへの挑戦 Vol.4-


「再生可能エネルギーの地産地消で、地域経済を活性化する」。そんなポテンシャルを秘めた仕組みとして、いま、注目を集めるのが「オフサイトコーポレートPPA」です。
「2050年カーボンニュートラル」に向けたエネルギー改革を進めるマツダは、2023年から中国地方のパートナー企業と連携したオフサイトコーポレートPPAを始動。数年をかけて少しずつ仲間を増やし、取り組みの意義やビジョンを伝え続けることで、ようやく実現したといいます。
そもそも「オフサイトコーポレートPPA」とはどのような仕組みなのか? また、なぜマツダはこれを推進しようとしているのか?再エネ普及のみならず、地方創生の可能性も秘めるチャレンジの現在地と、展望を探っていきます。