その成果はMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER にとどまらず、将来のスポーツカー開発を視野に、スーパー耐久を舞台に進化を続けています。
スーパー耐久で磨き上げるパワートレイン
厳しいレース環境を活かし、次世代のスポーツカーに繋がる技術を検証
パワートレイン開発の狙い
12号車に搭載される2.0Lガソリンエンジンは、1.5L〜2.5Lの車両が参加するST-4クラストップの走りを短期間で実現することを目標に開発を進めています。
また、サーキット走行を純粋に楽しめるエンジンとするため、出力の向上に加え、確かな信頼性保証にも取り組んでいます。
開発過程では、マツダの強みであるモデルベース開発を活用し、出力向上に向けた技術を短期間で机上検討。多数の技術についてその効果や妥当性を確認しながら、効率的に導入技術を見極めてきました。
加えて、トランスミッションについては、レース特有の高温環境や高Gといった過酷な条件に耐えられるよう、信頼性対策を中心に開発を進めています。
パワートレイン全体として、極限のレース環境で蓄積した走行データとドライバーからのフィードバックを融合させ、導入技術の効果検証と信頼性向上を加速させています。

