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CEOメッセージ


代表取締役社長兼CEO毛籠勝弘の写真
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時代に適応した「走る歓び」で、お客さまの人生を豊かにする価値を創り続け、サステナブルな社会の実現に貢献します

マツダは、2023年に策定した企業理念の「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というPURPOSEの実現のため、経営哲学であるブランド価値経営を実践しています。時代に適応しながら、動くことへの感動体験である「走る歓び」を通じて、人の心を動かし、人生を豊かにする価値を創り続け、サステナブルな社会の実現に貢献したいと考えています。


企業理念の実現に向け、2030年時点での目指す姿として2030 VISION「『走る歓び』で移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社になる」と定め、2030経営方針を推進しています。2030 VISIONのもとで、中長期的なありたい姿やその実現に向けた戦略についても、継続的に検討や議論を深めています。今、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、社会課題への対応と企業としての持続的な成長を、これまで以上に一体で考える必要があります。そこで今回、2035年を見据え、ブランド価値経営を通じて社会的価値と経済的価値をともに高めていくために、マテリアリティ(重点課題)を見直しました。これは、私たちが限られた経営資源を何に集中させ、どのような価値を社会に提供していくのかを明確にする取り組みでもあります。

環境

マツダは、2050年にサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指しています。それに向けて、2035年にグローバル自社工場での実現を掲げて、社会動向や変化に柔軟に対応しながら、着実に取り組んでいます。


電動化の進展やエネルギー事情が地域によって異なる中、私たちは、お客さまの価値観や地域特性に柔軟に対応する「マルチソリューション戦略」を推進しています。特定の技術に偏ることなく、多様な選択肢を提供することで、より多くのお客さまに低CO₂排出のクルマを選んでいただき、実質的なCO₂排出総量の削減につなげていきます。
さらに、サステナブルな社会の実現に向けて、「走るほどにCO₂を減らす」未来を目指し、微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料やCO₂回収技術等さまざまな研究や検証を行うとともに、クルマのライフサイクル全体で限りある資源を生かしきる資源循環を進め、環境負荷の低減に取り組んでいます。引き続き、市場の変化に合わせて、戦略や取り組みを柔軟かつ機動的に見直し、ブランド価値と企業価値の強化に努めます。

社会

私たちのブランドエッセンスである「走る歓び」は、単にクルマを運転する楽しさだけではありません。人が自由に移動し、自分らしく生きることを支える体験そのものです。その土台となるのが、安全・安心です。自動車会社にとって、安全・安心なクルマ社会の実現は極めて重要な課題です。
私たちは、地域・社会と連携し、安全・安心なクルマ社会の実現に取り組んでいます。その中で、自動車技術によって対策が可能な事故については、2040年を目処に、マツダの新車が原因となる死亡事故ゼロを目指しています。その実現のために、人の研究に基づいた高度運転支援技術の開発を継続しており、ドライバー異常時対応システム(DEA)などの先進安全技術を搭載した商品の充実を図っています。

私たちマツダの最も重要な資本は「人」です。変化の大きな時代を乗り越え、新たな価値を創造する競争力の源泉は、人の構想力にあると考えています。
従業員一人ひとりの成長と多様性を尊重し、互いを理解し、認め合いながら、それぞれの力を最大限に発揮できる組織を目指しています。その実現に向けて、2023年から、組織風土変革の取り組みである「BLUEPRINT」を進めています。私自身も従業員との対話を重ねながら、現場を支援する組織文化の醸成に取り組んでいます。多様な力を結集させて組織の実行力に変え、一人ひとりが創造性を発揮できる環境を整えることで、新たな価値創造に挑戦してまいります。

人権の取り組みについては、2023年に人権方針を制定し、社内に立ち上げた人権デューディリジェンスプロジェクトチームを中心に取り組みを推進しています。人権の尊重は、すべての人を大切にするという私たちの「ひと中心」の思想を、事業活動全体で実践することでもあります。マツダグループで優先的に取り組むべき重点課題に対し、人権インパクトアセスメントを実施し、課題の解決に向けた取り組みのサイクルを回すことで、活動の質をさらに向上させていきます。サプライチェーン全体においても、お取引先さまと連携し、人権デューディリジェンスの取り組みを強化してまいります。

ガバナンス

マツダは、コーポレートガバナンスを持続的な企業価値向上を支える重要な経営基盤と位置づけています。変化が常態化する経営環境において、経営の意思決定の質とスピードを高め、戦略を確実に実行することが、これまで以上に重要になっています。
そのため、取締役会の監督機能と戦略的議論の強化に取り組むとともに、2026年4月には経営と業務執行の役割を明確にし、部門横断で課題解決と変革を推進する執行体制へと見直しました。経営の透明性と実行力を高め、持続的な成長につなげていきます。

私たちが目指すのは、「このブランドだから選びたい」と思っていただける理由を持ち、社会やお客さまから選ばれ続けるブランドであることです。社会から必要とされる企業だからこそ、お客さまから選ばれ、従業員が誇りを持ち、パートナーから信頼される。その好循環こそが、持続的な企業価値の源泉であると考えています。

変化の大きな時代だからこそ、私は理念を軸に据えながら柔軟に進化し、人を中心とした価値創造を追求していきます。そして、多様な技術やパートナーとの共創を通じてサステナブルな社会の実現に貢献するとともに、人々の日常に感動と心のときめきを届け続けてまいります。

マツダ株式会社

代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)

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