マツダは、クルマの製造から廃棄までに関わる化学物質の管理や、クルマの走行時の排出ガス・燃費の低減に取り組むことで、規制に適合しながら、心豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来の実現を目指しています。
マツダは、クルマの製造から廃棄までに関わる化学物質の管理や、クルマの走行時の排出ガス・燃費の低減に取り組むことで、規制に適合しながら、心豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来の実現を目指しています。
排出ガスによる大気汚染防止のために、低排出ガス車の開発に取り組んでおり、各国・各地域の排出ガス規制に適合した車種の市場導入を進めています。
グローバルでの排出ガスや燃費規制の強化、新興国成長などによる市場拡大、希少資源の枯渇などを考慮しています。マツダ独自の高性能三元触媒やスス(PM)酸化触媒を開発し、貴金属の使用量低減、および排出ガスのクリーン化を進めています。
国内外の法や規制を基に、サプライチェーン全体で使用を制限(禁止または届出)する化学物質を規定した「環境負荷物質管理基準」を発行しています。
国際標準システム「IMDS」※1を用い、製品に含まれる化学物質情報を収集しサプライチェーン全体で鉛・水銀・六価クロム・カドミウムといった環境負荷物質を適正に管理しています。
※1 International Material Data System
※2 Registration,Evaluation,Authorisation and Restriction of Chemicals
快適な車内環境を保つためにホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどシックハウス症候群の原因とされるVOC※1の削減に取り組んでいます。2007年発売のデミオ(海外名:MAZDA2※2)以降の新型車では、インテリアに使われる主要な樹脂や塗料、接着剤などの素材そのものを低VOC化し、厚生労働省室内濃度指針値をクリアしています。
※1 Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物
※2 2007年当時
国内および海外主要工場の標準工程である「スリー・ウェット・オン塗装」および世界トップレベルの環境性能を持つ「アクアテック塗装」において、低VOC塗料の開発導入、洗浄シンナーの回収効率向上に取り組みました。
【2024年度実績】
SOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)対策、ばいじん、粉じん、ミスト対策、VOC(揮発性有機化合物)対策について継続的な削減に取り組んでいます。その他、使用燃料を重油から都市ガスへ転換するなど、環境負荷を低減できる燃料を積極的に導入しています。
塗装工程における「アクアテック塗装」導入、塗着効率の向上、洗浄シンナーの回収効率向上などを進め、今後もPRTR法※対象物質の排出量削減に取り組みます。
【2024年度実績】
※特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律。Pollutant Release and Transfer Register:環境汚染物質排出・移動登録