全日本ラリー選手権

全日本ラリー選手権

目の前を疾駆する、迫力満点のラリーカー

ラリーとは

一般公道を閉鎖して開催されるラリー競技はサーキットで開催されるレースとは違い、よりモータースポーツを間近で見ることができる競技です。指定された区間はスペシャルステージと呼ばれ、このステージをいかに速く走れるかを競います。コロナ禍によりWRC(世界ラリー選手権)の日本での開催が2回中止となりましたが、ようやく2022年に開催され、トヨタのWRC参加と相まって大きな注目を集めました。2023年も第13戦最終戦として日本での開催が決定しています。国内最高峰のラリー選手権である全日本ラリーには、デミオ、ロードスター、RX-8などが参加しています。

ラリーは一般公道を使用する特殊性から路面は舗装されたコース(ターマック)と未舗装のコース(グラベル)、更にウインターラリーでは雪上や凍結した湖上などで開催され、シーズンオフのないモータースポーツ競技とも呼ばれています。

競技は広い範囲の地域にわたって開催されることが多く、そのため移動距離も長くなり、競技日程は2日~3日間となります。また、常にドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)の2名が乗車しての競技となります。

ドライバーはペースノートをベースにしたコ・ドライバーの指示によってコーナーへの進入速度やブレーキングポイント、スロットルオンのタイミングなどを判断し操作を行いますのでその相性や信頼関係は必須となります。これが他の競技にはないラリー独自の醍醐味となっています。

全日本ラリーの見所

2023年はアイス&スノーが1戦、グラベル(未舗装路)が2戦、ターマック(舗装路)が5戦の計8戦が開催予定で、それぞれの開催地区の自治体や住民の皆さんの理解と協力のもとで開催されています。各競技とも林道や山間路などを閉鎖したスペシャルステージと呼ばれる競技区間が設けられ、更にその一部はギャラリーステージとして使用されることも多く、競技車の迫力ある走りを近くで観戦することができます。また、競技の特性(SS距離や路面がグラベルかターマックの違い等)に応じて得点に係数が加算される独特のポイントシステムも導入されています。

2023年からクラス区分が変更されるため、マツダ車の参加クラスはこれまでと一部変わってきますが、JN-5クラスにはデミオが、ターマック競技限定ながらJN-5クラスにロードスターが、JN-3クラスにロードスターRFが参戦予定です。JN-5クラスのライバルはGRヤリスやヴィッツ、フィット。JN-3クラスは86/BRZとなります。シリーズチャンピオンは2015年にJN-5クラスでデミオ15MBが獲得、以降は上位入賞するもチャンピオンには届いていません。しかし、2022年にはハイブリッド車やEV、AT車のクラスとなるJN-6でデミオがシリーズ2位と3位を獲得しました。少数派ながら2023年もデミオやロードスターの活躍に期待です。

2024年 年間スケジュール

2023年 年間スケジュール

大会開催日開催場所
(路面)
レポート
第1戦
Rally三河湾2024
Supported by AICELLO
3/1-3 愛知
(ターマック)
レポート
第2戦
ツール・ド・九州2024
in 唐津
4/12-14 佐賀
(ターマック)
第3戦
久万高原ラリー
4/26-28 愛媛
(ターマック)
第4戦
YUHO RALLY TANGO
supported
by Nissin Mfg
5/10-12 京都
(ターマック)
第5戦
MONTRE 2024
6/7-9 群馬
(ターマック)
第6戦
2024 ARK
ラリー・カムイ
7/5-7 北海道
(グラベル)
第7戦
RALLY HOKKAIDO
9/6-8 北海道
(グラベル)
第8戦
第51回M.C.S.C.
ラリー
ハイランド
マスターズ2024
supported by KYB
10/18-20 岐阜
(ターマック)

2023年のレポートはこちら
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