全日本ラリー選手権

目の前を疾駆する、迫力満点のラリーカー。

ラリーとは

 

一般公道を使用して開催されるラリーは、サーキットで開催されるレースとは違い、モータースポーツの迫力をより間近で感じることができる競技です。
速さを競うスペシャルステージ(SS)は一般公道を閉鎖して行われ、このSSの合計タイムで順位が争われます。

ラリーの様子
ラリーの様子

2023年には愛知県と岐阜県を舞台に世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパンが開催されましたが、国内の頂点を競う全日本ラリー選手権も、WRCや世界各国で開催される国内選手権に参加できるFIAのグループR車両が出場できるようになり、更に2022年からは国内ラリー最高峰クラスであるJN-1にFIAラリー2車両が出場できるようになり、より国際的かつエキサイティングな戦いが繰り広げられています。

その一方で、1500cc以下のコンパクトカーを対象としたJN-5クラスでは、MAZDA2 15MBやその前身となるデミオ15MBが活躍。
若手から、女性、ベテランまで多くのドライバーが参加しています。また、ターマック(舗装路)ラウンドにはFRのロードスターも参戦することがあり、FFとFRの戦いも注目のひとつとなっています。

ラリーは広い範囲にわたって開催されることが多く、そのため移動距離も長くなり、競技日程は全日本ラリー選手権の場合、コースを下見するレッキを含めて3日間で行われます。ラリーカーにはドライバーとコ・ドライバーの2名が乗車し、SSではレッキ(試走)で下見したコーナーの角度やストレートの長さ、コースの状況などの情報を記載したペースノートをコ・ドライバーが読み上げ、その情報を元にドライバーはブラインドコーナーや先が判らないストレートを全開で走行します。
ドライバーとコ・ドライバーのコンビネーションがタイムに大きく影響し、これがラリー特有の醍醐味と言われています。

全日本ラリーの見所

2024年の全日本ラリーは、ターマックが6戦、グラベル(未舗装路)が2戦の計8戦が組まれ、それぞれの開催地の自治体や地元の住民の皆さんの理解と協力のもとで、ラリーは開催されています。競技ごとの順位によって1位から8位まで得点が与えられ、SSの総距離や路面の違いにより係数がかけられるほか、各区間(レグ)毎の順位によっても得点を獲得することができ、その合計得点の高い順から6戦分の合計得点で、その年のチャンピオンが決まります。
競技区間のSSには一般の人も観戦可能なギャラリーステージがあり、迫力のある走りを間近で見る事もできます。

2023年は、デミオ15MBがグラベルラリー2戦を制し、JN-5クラスのチャンピオンを獲得。2024年は、同じくデミオ15MBを駆る若手ドライバーが第2戦でJN-5クラス優勝、 第1戦と第3戦で2位に入賞するなど、活躍を見せています。ライバルはヤリスやGRヤリスRSなど。小排気量ながらも各SSで0.1秒を競う戦いが続くJN-5クラスのなかで、 デミオ15MBの活躍にぜひ期待してください。

2025年 年間スケジュール

大会開催日開催場所
(路面)
レポート
第1戦
Rally三河湾
2025
2/28(金)-3/2(日)愛知
(ターマック)
レポート
第2戦
ツール・ド・九州2025
in 唐津
4/11(金)-13(日)佐賀
(ターマック)
第3戦
YUHO Rally 飛鳥
5/16(金)-18(日)奈良
(ターマック)
第4戦
MONTRE 2025
6/6(金)-8(日)

群馬

(ターマック)

第5戦
2025 ARK
ラリー・カムイ
7/4(金)-6(日)北海道
(グラベル)
第6戦
RALLY
HOKKAIDO
9/5(金)-7(日)北海道
(グラベル)

第7戦

久万高原ラリー

10/3(金)-5(日)愛媛
(ターマック)
第8戦
第52回M.C.S.C.
ラリー
ハイランド
マスターズ2025
10/17(金)-19(日)岐阜
(ターマック)