マツダではCASE領域においてもブランドエッセンスである「走る歓び」や「ひと中心」の思想を重視したさまざまな取り組みを進めています。
電動化領域に関しては、グローバルにおける各国の電源構成を踏まえ、内燃機関、PHEV、バッテリーEVなど、それぞれの地域の状況に合わせて適材適所に商品を提供していくマルチソリューションのアプローチを展開しています。さらに2022年11月にアップデートした中期経営計画では、2030年時点のグローバル販売におけるEV比率を25〜40%と想定し、3つのフェーズで電動化を推進していく方針を発表しました。現状のフェーズ1も計画通りに進捗しており、基盤技術群を段階的に積み上げていくビルデイングブロック戦略を適用した「CX-60」に続く商品を順次市場へ投入していくとともに、本格的なバッテリーEVの技術開発も順調に進捗しています。
また、自動運転に親和性の高い領域では、さまざまな運転環境でドライバーの認知・判断・操作をサポートする「MAZDA PROACTIVE SAFETY」という安全思想を掲げており、人の認知や反応に関する研究を突き詰めていく高度運転支援技術の開発を継続しています。