マツダではさまざまなバックグラウンドを持つ社員が、自らのキャリアを切り拓きながら活躍しています。
今回の座談会では、キャリア入社、カムバック入社した社員たちが自身の歩みや価値観について語り合いました。
未来を描くヒントが、きっと見つかるはずです。
参加者プロフィール
K.Iさん 2023年入社
技術本部
業務内容 |
パワートレイン部品生産ラインのシステム/制御設計 |
前職 |
商社の営業職(うち3年間は自動車会社の技術部門へ出向) |
趣味 |
キャンプ、カメラ、登山、漫画、ゴルフ |
N.Oさん 2022年入社
電動化事業本部
業務内容 |
サスペンション部品設計 |
前職 |
自動車部品メーカーの部品設計 |
趣味 |
ドライブ(愛車はCX-80) |
S.Dさん 2024年入社
コーポレートコミュニケーション本部
業務内容 |
MAZDA MIRAI BASE(オウンドメディア)のコンテンツ企画・運営 |
前職 |
制作会社での映像ディレクター |
趣味 |
旅行(最近は特に韓国)や食べることが好き |
Y.Eさん 2024年再入社 新卒でマツダ入社後、2021年に転職(前職)
統合制御システム開発本部
業務内容 |
先進安全機能/制御システム開発 |
前職 |
建機メーカーの設計者/機能開発 |
趣味 |
リフォームした古民家で猫と暮らしている。趣味は釣り・庭いじり |
R.Kさん 2024年入社
統合制御システム開発本部
業務内容 |
マツダコネクト(インフォテインメントシステム)のGUI/HMIアプリケーション開発 |
前職 |
ゲーム業界 ソフトウェアエンジニア |
趣味 |
インディーゲーム開発や作曲など、コンテンツを作ること |
Q1.マツダに入社された理由を教えてください
【K.I】
前職は、商社で営業をしていたのですが、客先だった自動車会社へ技術職として出向することになりました。出向して、自分は技術職が性に合うと気づき、出向が終わったタイミングで転職を決意しました。家庭の事情から、故郷の広島でのUターンでの転職を考えていたところ、当時マツダの社長だった丸本さんが「マツダは地元のお取引先さまと継続的に共存共栄する」と話されていたのを聞き、広島全体を盛り上げようとする志に感銘を受け、マツダへの入社を決めました。


【S.D】
私は20年近くTVCMや企業プロモーションなどの映像制作ディレクションに携わっていたのですが、基本的にクライアントから業務委託を受けるスタイルでした。なので、次は、自分が携わった業務が最終的にどのようにビジネスに貢献できているかがわかる仕事に就きたいと思い、マツダへの転職を決めました。マツダは、自前のバーチャルスタジオを作るなど、新しい試みにチャレンジしていると思います。


【Y.E】
私は再入社組です。もともとマツダ車が好きで、新卒でマツダに入社しました。その後、キャリアアップを目指し、退職したのですが、当時やり遂げられなかった仕事のことがずっと心残りで・・・。今後の人生で、やりたいことを考えたとき、「あの仕事に再挑戦したい」と思い、マツダへ戻ってきました。一度目の転職を通して、自分の市場価値を確認できたことが今の自信に繋がっています。


【N.O】
私はクルマが好きで、前職も自動車関連メーカーの開発部門にいましたが、子どもが生まれたタイミングで、働き方を見直したいと思い、キャリアアップとワークライフバランスの両方を視野に入れ、転職活動をしました。マツダは「新しい事に積極的に取り組んでいる」という評判を聞いて興味を持っていたのですが、入社面接で、「子どものために、仕事を途中で抜けても大丈夫か」と相談したところ、「フレックス勤務だから問題ない」と言ってもらえたのが決め手になりました。


【R.K】
大学在学中から10年以上、様々なプラットフォーム向けに、ゲームやアプリ、VR、メタバースなどの開発に携わってきたのですが、マツダがUnityと技術パートナーシップを結んだことを知り、自分の経験を活かすことができると考え、マツダへの入社を決めました、同業他社でもゲーム業界で使用されているような技術を採用する動きがありますが、子供の頃からマツダ車と縁があったこともあり、自動車業界に来るのであれば「マツダに入ろう」と思っていました。


Q2.入社して感じるマツダの良いところや強みはどこですか
【K.I】
マツダは、チャレンジ精神のある人が活躍できる会社だと思います。自由度をもって任せてくれる。生産領域の強みは、やはり「混流生産」ですね。限られたリソースの中で、最大限のアウトプットを出す。あのような発想が生まれるのは、マツダならではの強みだと思います。生産現場で、異なる車種の部品を同じラインで加工する光景を初めて見た時は、衝撃でした。
【S.D】
新しいことに挑戦することを「良し」とし、またそれを後押しする企業文化が素敵だと思います。マネジメントが社員の意見を尊重してくれるし、社員の皆さんも目的意識やお客様視点を持って取り組んでいる印象です。


【R.K】
国内自動車メーカーの中でも、いち早くUnityを採用していたので、「先を見て動いている」印象です。自動車用のHMI※1に、従来の自動車専用システムではなく、エンターテイメント領域の開発で広く活用されているソフトウェアを採用するところに、マツダのセンスを感じます。
※1ヒューマンマシンインターフェイスの略。自動車においては、運転席のメーター類やディスプレイ、操作スイッチなどが該当
【N.O】
考え方に芯を持って仕事をしている人が多い印象ですね。また、最近、業務改善ツールを作って、職場内に展開したら、感謝の言葉をもらいました。前職では当たり前と捉えられていたことも、マツダでは「ありがとう」と言ってもらえる。とてもいい雰囲気だと感じています。それから、チームに子育て中のメンバーが4,5人いて、フォローし合える体制があり、ワークライフバランスの観点からも、とても助かっています。
【Y.E】
私が感じるのは、マツダは、自分が困っている状況にあったら、「困っている」と声を上げれば、ちゃんと聞いてくれる人が多いと思います。そして、会社の状況が苦しい時、それを変えようとする社員の声がマネジメントに届く機動力があると感じています。社内SNSの存在もその一つで、社員からの厳しい声がコメント欄に上がることもありますが、自由に意見を発信し届けられる場があるということだと感じています。


Q3.入社後に感じたギャップや驚いたことがあれば、教えてください
【K.I】
私は現場に近い部署にいますが、マツダ車好きの社員が本当に多いという印象です。
【Y.E】
特に開発領域は、マツダ車が好きな社員は多いかもしれませんね。でも部署によっては必ずしもクルマが好きとは限らない社員も少なくありません。
【S.D】
私は、マツダは広島を代表する企業で、真面目でお堅い会社のようなイメージを持っていましたが、マツダの良さで話をしたように、変化に恐れず挑戦する風土には少し驚きました。
【Y.E】
マツダは機能や役割ごとに組織が構成されているため、専門性の高い社員が多い一方で、検討に時間がかかる印象もありました。しかし、再入社してからは、例えば電動化事業本部のように、よりタスクチーム的な体制でスピード感を持って取り組もうとする組織も生まれており、会社として新しい働き方にもチャレンジしはじめているのを感じます。


Q4.転職には不安がありませんでしたか?
【S.D】
私は、異業界への転職だったのと、クルマに詳しくないことが不安でした。マツダでの仕事が、前職で培った専門的な技術が活かせるという確信を持ったことで、不安が払拭されました。メーカーで、このような専門職を生かせる機会はめずらしいので、新しい挑戦ができることにワクワクしています。
【N.O】
広島には縁もゆかりもなかったので、環境が変わることが一番不安でしたが、そこは時間が解決してくれると思っていましたし、今は、困る度に助けてくれる人が周りにいるので、家族でこの環境に慣れていけたらと思っています。
【R.K】
ゲーム業界は転職が一般的だったので、環境が変わることに不安はなかったのですが、ソフトウェアエンジニアとしてゲーム業界からの転職は自分が一人目とのことで、今まで培ってきたスキルが、マツダのような自動車業界で通用するものか、確信を持てずにいました。ですが、入社して、今まさに必要とされている技術であると分かり安心しました。今後、ソフトウェア業界から来られる方が、より活躍できるようなチームを作っていきます。

