品質本部

品質本部の役割

車を運転する人や周囲の人の安全を守る為の各国法規を満足している事、そして『お客様に喜んでもらえる車になっているか?』『その車をきちんと保証してお客様にお届けしているか?』を確認し、全社の品質戦略の企画と推進を担い、商品の品質保証の責任をもっています。ブランド品質を向上させるため、マツダグループの継続的な品質の改善活動を、グローバルにリードしています。

完成検査

完成検査では、国土交通省の車検代行業務を担っており、型式指定を受けたクルマが道路運送車両法の規定に適合しているか完成車で全数確認している職場です。

艤装検査

内外装部品やエンジンルームの仕様・機能・取付が保証されている事を完成車で確認している職場です。

テスター検査

エンジン・ミッションからのオイル漏れ・足回りの取り付け・締付が保証されている事を完成車で確認している職場です。

テスター検査

完成車の検査設備でタイヤの制動力・ABSテストを行い安全性能が保証されている事を確認している職場です。

走行検査

様々な路面状況を再現した検査環境で完成車を走らせ走行性能が保証されている事を確認している職場です。

エンジン性能検査

エンジン性能検査職場は、エンジンの法規適合性を確認するために、エンジンの最高出力/最大トルクを検査している職場です。

エンジン性能検査

動力計などの検査設備を使用し、量産されているエンジンを抜取り検査しています。

法規適合性

マツダ車のカタログに記載されている最高出力/最大トルクが国土交通省に届出されている数値であることを確認しています。

エンジン検査準備作業

エンジン検査時はエンジンを検査設備にセッティングし、エンジン単体で動くようにセンサー等を接続します。

エンジン検査作業

エンジンを実際に動かし、エンジンに異常がないか様々なセンサーを確認しながら、最高出力/最大トルクを計測します。

MQIC評価

1台のクルマを2.5~3時間かけて、お客様視点で隅々までじっくりと評価します。海外工場も含め、マツダ車を生産する全拠点で実施しています。

外装/塗装評価

お客様が最初に目にする外装部品の組付状態や塗装面の見栄えの良し悪しを目視や手感を使ってしっかりと確認します。

電装品/内装評価

お客様が実際に使用される様々なシーンや情報を収集し、静かな環境下で電装品の機能/作動確認、内装部品の組付状態や見栄えの良し悪しを目視や手感、複数回操作を行って確認します。

走行評価(社内テストコース)

テストコースを使用して動的評価を行います。悪路走行、旋回、アクセル全開で120km/hまでの加速など、運転性能や異音・振動を確認します。

計量

モノを測るには、モノサシや重量計等の測定器が、きちんと正確な数値になっていなければいけません。そういった計測機器が、間違いなく、正確な数値を出せるかどうかを確認し、保証している職場です。

測定機器・検査具の検査

 社内や関連会社で使用される、計測機器約3万点の 精度保証を行っています。

三次元測定

少し離れた場所で機械を操作し、測定器の形状を 測定して図面との差異を確認します。

トルクレンチ検査作業

規定トルクで締め付けるトルクレンチの精度が、規格内に収まっているか確認します。

マスターホイール測定

高速でホイールを回転させ、重心が正確に取れているか確認します。

諸元検査

諸元検査職場は、車を運転する人や周囲の人の安全を守る為に、諸元(クルマの寸法や重量等)と安全に関する法規制が遵守されているか、完成車の評価を行っている職場です。

諸元評価(重量)

寸法・重量・電装品に関して、法規が遵守されたクルマになっているか、完成車で評価しています。

諸元評価(電装品)

警音器(クラクション)の音圧が、各国の法規を満足していることを確認しています。

制動評価

ブレーキの性能が基準を満足していることを、各国の法規に従い測定し評価しています。

騒音評価

走行時にクルマから発生する音(エンジン音/ロードノイズなど)の計測を行い、各国の法規を満足していることを確認しています。

排出ガス検査

排出ガス検査職場は、大気汚染を防止し、環境に関する各国の法規を守る為に、排出ガスに関する法規制が遵守されているか、完成車で確認している職場です。

排出ガス検査

各国の法規制で決められた走行モードに従い、ローラーの上で完成した車を走らせて検査をしています。

OBD(車載式故障診断装置)検査

車の故障をお客様に知らせる装置に問題が無いか確認します。アメリカやメキシコなどの工場に出張する事もあります。

検査ドライバー工程

運転スキルの訓練を受けて、決められた走行モードに合わせて走行します。

自動運転ロボットの技術開発

人による運転だけではなく、自動運転ロボットにクルマを走行をさせ、排出ガス検査を行っています。