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マツダの戦略とこだわり

マツダのCASEは、人間中心。独自アプローチで開発を推進

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PROFILE

吉岡 透

統合制御システム開発本部 副本部長

1987年入社

  

扱うデバイスや機能は多種多彩。しかし、出発点は常に一つ

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統合制御システム開発本部では、マツダのクルマにおける電気・制御・システム関連の先行開発から量産化対応までの幅広い領域を一貫して担っているほか、これらの開発領域におけるモデルベース開発の推進・実装までをミッションとしています。電装系全般や、ADASを実現する「i-ACTIVSENSE」、「マツダコネクト」と呼ぶインフォテイメントシステム、またそれらを支える外界を検知し判断するセンシング、アクチュエーション技術や通信技術なども守備範囲としているため、メカや電気・電子はもちろん、制御技術、情報技術や人間工学に関わる開発分野もあります。また、研究開発から量産まで手がけているので、さまざまな得意分野・専門性を持った社員が活躍しています。

このように私たちが対象とする領域は非常に広範に渡りますが、すべての領域においてマツダが掲げている「人間中心」という考え方に基づいた開発を進めています。「運転する人に対してどのような価値をもたらすのか」「人が本来持つ能力を最大限発揮してもらうにはどうすればいいのか」という発想から、あらゆる仕様の決定を進めているため、扱うデバイスや機能は多種多彩であっても出発点は常に一つです。

 

2030年には生産するすべてのクルマに電動化技術を搭載


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マツダは内燃機関やデザインの統一性について注目されることが多いのですが、CASEに関連する次世代技術に関しても着々と開発・導入を進めています。

電動化については市場ごとのニーズや規制を見定めた上で順次EVを導入していく計画を進めているほか、Well to Wheelの観点に則って2030年には生産するすべてのクルマに電動化技術を搭載することも決まっています。内訳としては5%がEV、残りの95%は内燃機関に電動化技術を組み合わせたHEVやPHEVとなる予定です。単純にすべてをEVにするという発想ではなく、強みである内燃機関の高効率化を追求しつつ、内燃機関をサポートするための電動化によって、CO2の削減や運動性能の向上を実現していきたいという思いがあります。

コネクティッドに関してはトヨタ社と提携して「マツダコネクト」のようなインフォテイメントシステムを開発していますが、マツダ独自の取り組みとして、人と人、人と社会をリアルにつなぐクルマをサポートするためのコネクティッドを目指した多様な取り組みを進めています。たとえばコネクティッドとシェアリングの双方に関わる取り組みとしては、2018年末から広島県および広島県三次市と連携し、クルマとコネクティビティ技術を活用することによって「人と人とのつながりを創出するライドシェア」を見据えた移動サービスの実証実験を進めています。

 

マツダ独自の自動運転技術開発コンセプト

マツダは自動運転に関しても、あくまで「人間中心」であることに主眼を置いています。たとえばマツダには「Mazda Co-Pilot Concept」という独自の自動運転技術開発コンセプトがあります。人間がクルマを運転している一方で、クルマは人間と車両の動きをしっかりと把握し、仮想運転をしている状態を維持。危険な状態になった場合にのみ、クルマがオーバーライドして自動で外部に緊急連絡するとともに、最適な場所にクルマが自動運転し、周辺を含めて安全な状態を維持するというものです。

自動運転でA地点からB地点まで移動するだけのクルマは確かに楽(らく)です。しかし、それでは人間が単なる荷物になってしまいます。マツダはクルマをただの移動手段としてではなく、「Be a driver.」のメッセージにこめたように、人間が自分らしく生きるための活力と刺激(インスピレーション)を提供し、より充実したライフスタイルを実現することで所有者の生活をより豊かにすることができると考えていますし、何よりもマツダが大切にしている「走る歓び」や「カーライフを通じて人生の輝きを人々に提供する」というコーポレートビジョンにも合致すると考えています。

ここ1、2年以内に、マツダが開発している自動運転技術のシステムや機能、マツダが目指す自動運転の構想についても発表できる予定ですので楽しみにしていてください。

 

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理想を徹底的に追求したクルマづくりができる

このようにマツダの次世代技術開発やCASEへの取り組みの根底にあるのは、「人間中心」の考え方であり、「走る歓び」を提供し続けようとするこだわりに他なりません。「技術のマツダ」と言われることも少なくありませんが、マツダのクルマづくりの面白さは、こうした理想を独自のアプローチで徹底的に追求できる点にあると考えています。たとえば、モデルベース開発においては、人間の行動や現象までも数値化、モデル化して開発に生かすことで、真の「人馬一体」を実現させています。

こうした「人間中心」という哲学を中心に据えて、モデルベース開発や内燃機関、デザインといったマツダ独自の強みを掛け合わせることで、世界中のお客さまに対して価値あるクルマを提供したいという方は、ぜひマツダに来ていただきたいと考えています。統合制御システム開発本部はもちろんですが、マツダであればどんな部署にいても幅広い仕事に携わることができるので、領域を問わずチャレンジしたいという方や一芸に秀でた尖った個性をお持ちの方まで、さまざまな方に活躍のチャンスがあると思っています。

自動運転が実現した社会でも、運転の楽しみを感じられる人が増える。そんな未来をマツダで共に実現しましょう。

※部署名・役職名は、2019年7月取材当時のものです。

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