CSR

トップメッセージ

人々に人生の輝きを提供し
地球・社会との共存に
挑戦し続けます


マツダ株式会社
代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)
丸本 明

トップメッセージ

企業として発展し続けるために「マツダの独自性」を大切にします

自動車業界は今、100年に一度の変革期の中にあります。CASE(コネクティビティ技術/自動運転技術/シェアード・サービス/電動化技術といった新技術の総称)に代表される時代の要請に応えていくために、クルマの企画、開発、製造、販売、サービスなど多くの領域で変革が求められています。この変革期を乗り越え、マツダが企業として発展し続けるために大切にしなければならないものは「マツダの独自性」であり、その独自性をマツダと関わるすべての人々と共に創ることだと考えています。

中期経営計画で定めた3つの重点領域への取り組みを進めます

「人と共に創る独自性」の考えに基づいて、次の100年に向けた最初のステージとして、取り組むべき3つの重点領域「1.独自の商品・技術・顧客体験への投資」「2.ブランド価値を低下させる支出の抑制」「3.遅れている領域への投資」を定めた中期経営計画を2019年11月に公表しました。2019年度はCASEに対応した新技術の商品化など、各領域での取り組みを着実に進捗させました。

重点領域の取り組み状況(2020年10月時点)
1.独自の商品・技術・顧客体験への投資
■CASEに対応した新技術の商品化
  • ・環境対応技術
    • -独自開発のバッテリーEVシステム
    • -新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」
    • -マイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」
  • ・コネクティッド技術・サービス
    • -日本・米国・欧州でサービス開始
  • ・自動運転技術に繋がる先進安全技術
■新世代商品 第一弾 MAZDA3、第二弾 CX-30、第三弾 MX-30
■販売ネットワーク強化のための投資継続・強化
2. ブランド価値を低下させる支出の抑制
■販売費用の抑制による販売の質的改善
■品質改善による販売費用改善
3. 遅れている領域への投資※
■社会課題解決への取り組み
  • ・広島県三次市での乗り合いサービスの実証実験(2018年12月~)
■次世代バイオディーゼル燃料のバリューチェーン構築(2020年8月~)
■「ひろしま自動車産学官連携推進会議」による産学官連携継続・強化

インフラ、仲間づくり、環境・安全(人・地域社会、SDGsおよびCSR関連)への投資

2020年度は、マツダ初の量産電気自動車であるMX-30のEVモデルを欧州で9月から発売しました。日本国内では、MX-30のマイルドハイブリッドモデルを10月から発売、EVモデルを2021年1月から発売予定です。

コロナ禍の経験を梃子に、より危機耐性を高めたビジネス構造へ変革します

2020年3月以降、経営に甚大な影響を与えているコロナ禍において、これを敢えて機会と捉え、過去を振り返り、現状を分析し、将来を見渡すことで、多くの反省や学びを得ました。働き方改革の加速、業務の見直しと効率化、固定費の効率化の加速、在庫量・生産の適正化、投資効率と投資方法の見直しなどに着手しました。

今回のコロナ禍の厳しい経験を梃子に、中期経営計画の見直しを行い、より危機耐性を高めたビジネス構造への変革を目指してまいります。

厳しい環境下においても、ステークホルダーの皆さまに向けての取り組みを進めます

マツダは、コロナ禍の厳しい環境下においても、社会課題解決への貢献を目指し、ステークホルダーの皆さまへ向けた取り組みを積極的に推進しています。

従業員、従業員の家族、そして地域の皆さまの安全と健康を守ることを最優先に感染防止対策に取り組んでいます。時差出勤や在宅勤務などにより密を回避して安全と健康を確保すると共に、社内に感染症対応ポータルサイトを開設し感染症に関する情報展開を実施しています。また、日々、最前線で奮闘されている行政・医療関係・地域の皆さまに対して、クルマづくりをしている私たちとしてできる限りの支援活動を進めています。さらに、共存共栄の精神に則り、コロナ禍の影響を受けているお取引先さまへの支援を行っています。

コロナ禍関連の他に、地域社会への貢献として、自然災害被災地支援などにも継続して取り組んでいます。「令和2年7月豪雨災害」において、義援金に加え、復旧活動の支援のため、マツダ純正用品の「車中泊セット」、手袋、マスク、土のう袋といった物資や車両の提供を行いました。

SDGsの達成に貢献できるよう、CSR取り組みを進めます

マツダは、自動車会社として特に取り組むべき課題である気候変動や交通事故などの解決に向けて、環境や安全への投資を強化していきます。加えて、マツダが持つ技術などを活用し、人々の豊かな暮らしに貢献できる活動も併せて進めていきます。

環境領域では、化石燃料に代わるカーボンニュートラルなバイオ燃料の普及拡大を目指した次世代バイオディーゼル燃料のバリュー チェーン構築や、電気自動車の駆動用バッテリーのリユース技術を活用したバーチャルパワープラント実証試験への取り組みを行政や 参画企業と共同で開始するなど、Well-to-WheelでのCO2削減の観点と、クルマの原材料調達から廃棄までの環境影響を考慮する ライフサイクルアセスメントの観点から、環境負荷低減に取り組んでいます。

安全領域では、ペダル踏み間違いによる事故の防止のために、日本国内で「ペダル踏み間違い加速抑制装置」を発売するなど、「事故のない安全なクルマ社会」の実現を目指した取り組みを進めています。また、マツダの安全思想である「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」にもとづいた安心安全技術の進化に努めています。米国Insurance Institute for Highway Safety (道路安全保険協会)による衝突時の乗員保護や衝突回避性能などを評価する安全性評価試験において、米国で2020年モデルとして販売されている主要車種で最高総合評価を獲得するなど、安全性能に対して社外から高い評価をいただいています。

人々が安心して健康的な生活ができる社会の実現に向けて、人に関する領域では、コロナ禍での支援活動として、日本国内で新型コロナウイルス感染症軽症患者向け搬送車両を地方自治体へ提供、米国で医療従事者向けに車両の消毒とオイル交換を無料で行うエッセンシャル・カー・ケアプログラムを実施するなど、人に関わる取り組みを積極的に行っています。

このような事業活動を通じた社会課題の解決への取り組みとSDGsの達成への貢献を分かりやすくするため、中期経営計画とSDGsの目標との関連性を明確化してまいります。

外部環境が大きく変化する中でも、マツダブランドのありたい姿の実現に向けて挑戦と努力を続け、企業価値の向上を目指すと共に、SDGsの達成に貢献できるようCSR取り組みを進めます。

次の100年に向けて

マツダは、2020年1月30日に創立100周年を迎えました。

これもひとえに、お客さまをはじめ、販売会社さま、お取引先さま、ビジネスパートナーさま、地域の皆さまなど、ステークホルダーの皆さまのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。次の100年に向け、私たちは人を第一に考えた「人と共に創る独自性」を大切にしていきます。関係するすべての皆さまとの共創を進めて、お客さまに愛着を持っていただける独自性あふれる商品・技術・顧客体験の創造に挑戦し続け、成長を果たしてまいります。