LCA(ライフサイクルアセスメント)
LCAは、クルマのライフサイクルの各段階(原料調達・製造・使用・リサイクル・廃棄)における環境影響を定量的に評価する手法です。
マツダは、LCAをクルマのライフサイクルにおける環境負荷低減の機会を特定する手段として2009年より採用し、各段階における環境負荷低減に向けた活動に積極的に取り組んでいます。 また、環境性能に関わる新技術を搭載したクルマにおいては、LCAの国際規格(ISO14040/ISO14044)に準拠した手法に基き、客観性と信頼性のある評価を進めています。
商品・技術開発、および生産・物流における具体的な取り組みについては、以下をご覧ください。
LCAの取り組み実績
マツダでは、環境負荷を低減したクルマの開発・導入を推進するため、新技術搭載車の着実なLCA実施に加え、より適切な環境負荷の見方を得るための研究活動も実施しています。
研究活動事例: 内燃機関自動車と電気自動車のCO2排出量の評価
マツダでは、各地域における自動車のパワーソースの適性やエネルギー事情、電力の発電構成などを踏まえた適材適所の対応が可能となるマルチソリューションをご提供できるよう、開発を進めています。
2018年度には、世界5地域における内燃機関自動車と電気自動車のライフサイクルでのCO2排出量を評価し、地域毎の電力の状況や燃費/電費、生涯走行距離等によって、内燃機関自動車と電気自動車のライフサイクルでのCO2排出量の優位性が変化することが分かりました。
こうしたライフサイクルアセスメントの結果を踏まえ、マルチソリューションでの技術開発を進めています。
取り組み実績一覧
2019年: |
LCAに関する学会発表 LCAに関する研究論文の掲載 LCAに関する学会発表 |
2013年: |
LCAに関する講演 マツダ技報 |
2012年: |
マツダ技報 LCAに関する学会発表 CX-5のLCAの国際規格(ISO 14040/14044)への準拠について、第三者機関((一社)産業環境管理協会)による認証を取得 |
2011年: |
LCAに関する講演 LCAに関する学会発表 マツダ技報 LCAに関する学会発表 |
2010年: | マツダ技報 (新田ら、「マツダのライフ・サイクル・アセスメント」、2010年マツダ技報、https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/gihou/2010/) |
2009年: | 新規に導入する車種/技術についてLCAを開始 |