町にトンボが帰ってきた!

地域と連携した緑化事業の推進

【日本】マツダ(株)

工業地帯の企業緑地をトンボたちが回遊

工業地帯の企業緑地をトンボたちが回遊

 

横浜市にあるマツダの研究開発拠点、マツダR&Dセンター横浜では、横浜市提唱の「京浜の森づくり」事業に賛同し、企業・大学・行政・市民の産学官民で構成する「トンボはドコまで飛ぶかフォーラム」*1のトンボ飛来調査を2004年から支援し、自然の再生・緑の拡充に取り組んでいます。
 2009年にはマツダR&Dセンター横浜の中庭にある人工池を、水辺の生き物の生息環境に適したビオトープにするため、近隣に自生する水生植物を移植しました。今では水中に希少生物が生息し、ヤブヤンマなど珍しいトンボも飛来するようになり、「京浜工業地帯でも企業の緑地が整備されると、こういう珍しいトンボが帰ってくるようになる」と専門家から高い評価を得ています。
 飛来状況の調査は、毎年、生息するトンボの種類が安定する夏に臨海工業地帯約10ヶ所で実施。
 2019年度は、8月7日から3日間にわたり調査に協力し、調査員とともに目視や捕獲により、トンボの種類、飛来状況、調査地点間の移動状況などを確認しました。(トンボは調査後にリリースし、自然に返しています。)また、同フォーラムが事務局として運営する第30回全国トンボ・市民サミット*2が9月に発祥の地横浜市で開催され、記念大会としてマツダは支援しました。

 

地域と連携した緑化事業の推進


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