ルーチェ

ルーチェ(1966年~)

マツダの先進性が光る「ルーチェ」の誕生

1960年に初の乗用車「R360クーペ」を世に送り出したマツダは、1962年に「キャロル」、1964年に「ファミリアセダン」を発売し、当時のピラミッドビジョンに基づいた車種展開を着々と進めていった。そして1966年8月20日、これらの頂点に位置する乗用車として登場したのが「ルーチェ 1500」だった。フロント、センター、リアの3本のピラーが描く形から「Aライン」と称されたスタイルは、イタリア・ベルトーネのオリジナルデザインをもとに、マツダのデザイナーが独自のテイストを加味したもの。モダンで流麗なそのデザインは、イタリア語で「光」や「輝き」を意味する「LUCE」の名にふさわしく、当時の日本車の水準を超えるまぶしいばかりの個性を放っていた。また、当時の1,500ccクラスで唯一の6人乗りという広い室内を持ち、最高出力78PS、最高速度150km/hを発揮する同クラス初の新設計SOHCエンジンを搭載するなど、さまざまな点で先進性を誇っていた。

“Lord of the Road”
ハイウェーの貴公子、
「ルーチェロータリークーペ」登場。

3年後の1969年10月には、ハードトップクーペボディに655cc×2の新開発ロータリーエンジンを搭載した「ルーチェロータリークーペ」が登場。最高出力126PS、最高速度190km/h、ロータリーのコンパクトさを生かしたクラス初のFF方式が採用された。大卒の初任給が約3万円だった時代に145万~175万円というこの高価なクルマは、「ハイウェーの貴公子」という呼び名のごとく、美しいボディで優れた高速走行を実現。ディーラー店舗だけではなく大手百貨店の全国35店舗でも車両が展示され、老若男女問わずその優雅な姿が話題を呼んだ。こうして「ルーチェロータリークーペ」はその独創的な個性をもって、当時形成されつつあった高級パーソナルカー市場に参入したのである。

ルーチェロータリークーペ
ルーチェロータリークーペ

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