CSR

【特集2】

マツダらしい電気自動車

「走る歓び」にあふれ、「地球・人にやさしく」、そして「社会に貢献できる」電動化技術を搭載したクルマ

マツダは、電気自動車においても、「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」の考え方に則り、カーライフを通じてお客さまに人生の輝きを提供し、美しい地球と心豊かな社会を実現することを目指しています。ライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方に基づき、本質的なCO2削減に取り組むとともに、電気自動車でも変わらない人間中心思想に基づく人馬一体の走りを追求し、「走る歓び」にあふれ、「地球・人にやさしく」、そして「社会に貢献できる」電動化技術を搭載した、マツダらしい電気自動車を2020年をめどに市場に投入予定です。

地球

美しい地球を未来に残していくために、マツダは、クルマのライフサイクル全体でのCO2削減に向け「Well-to-Wheel」視点での企業平均CO2排出量の削減を目標として定めています。「Well-to-Wheel」視点では、各地域における自動車のパワーソースの適性やエネルギー事情、電力の発電構成など、地域特性を踏まえた、適材適所の対応が可能なマルチソリューションを提供できるよう開発を進めています。

クリーン発電で電力をまかなえる地域や、大気汚染抑制の規制がある地域に対しては、電気自動車(EV)などの電気駆動技術が最適な解決策と考え、マツダ独自の技術を最大限に活用して、お客さまに選んでいただける「走る歓び」にあふれたEVの商品化を進めています。

また、ライフサイクル視点では、クルマの原料調達・製造・使用・リサイクル・廃棄までの各段階における環境影響を算出し評価する手法(LCA)を採用し、環境負荷低減に向けた活動に積極的に取り組んでいます。マツダは、LCAの観点から適切な容量のバッテリーを搭載していくことで、本質的な地球環境負荷低減に貢献したい、と考えています。

電気自動車と内燃機関搭載車のライフサイクルでのCO2排出量

(学会発表/論文の評価条件を参考にマツダ試算)

LCAの手法を用いて、電気自動車と内燃機関車のCO2排出量をライフサイクル全体で比較すると、小さいバッテリーサイズのEVの方がCO2排出量が少ない傾向があることが分かります。また、ライフサイクルの後半になると、バッテリーの性能を維持するためにバッテリー交換が発生するため、小さいバッテリーサイズのEVと、内燃機関車のCO2排出量はほぼ同じになりました。

マツダの独自技術「ロータリーエンジン」

マツダの独自技術であるロータリーエンジンを活用したレンジエクステンダーを中心に、プラグインハイブリッドやシリーズハイブリッドなど、複数のシステムへの展開が1つのパッケージで実現します。1車種で各地域の電源構成などに応じマルチに対応できる技術を持つことで、各地域における自動車のパワーソースの適性やエネルギー事情、電力の発電構成などを踏まえ、適材適所の対応が可能なマルチソリューションを提供できると考えています。

社会

口ータリーエンジンはガソリン以外にも水素、LPG,CNGなど多様な燃料を燃焼させることができます。災害などの緊急時には、比較的入手しやすいLPGボンべを活用し、ロータリーエンジンが発電を行うことで、生活に必要な最低限の電力供給が可能になると考えます。マツダのEVが被災地まで行き、緊急給電を行うことで社会貢献につながる。災害時における「緊急給電モビリティ」に変身する、そんな新しい貢献のカタチを実現していきます。

今後の発展性:マルチ電動化技術

マツダは、日常のあらゆる走行シーンにおいて「走る歓び」を提供できるよう、「人間中心」の開発思想を突き詰め、クルマとの「一体感」が感じられる電気自動車の開発を進めています。EVではモーターの回生ブレーキにより、従来よりも自由度の高い加減速制御が可能なため、全方位につながったシームレスで緻密な制御が可能です。そして車両の動きを滑らかに連動させ、人間が持つ「自然に振る舞う」動きに、クルマの動きを一致させ、走る、曲がる、止まる、すべてが直感的に扱えて手足のように動かせるコントロール性を実現することで、人間とクルマが一体になったと感じる走り、「人馬一体」感を実現できると考えています。

人間とクルマとの一体感を実現するための技術

■多方向環状構造ボディ
バッテリーパックをボディのフレームやクロスメンバーと環状となるように構造化。それにより、4輪の対角同士が遅れなく力を伝達。
■モーターペダル
モータの特性を生かして、加減速の両方をコントロール。トルクを遅れなく伝達し、車両応答遅れを低減することで、自らの手足で車を動かしているような感覚の運動特性を実現。
■G-ベクタリングコントロール
コーナリング時に、減速から旋回、旋回から加速へと、Gを途切れのなくシームレスにベクトル変化させることで、人間にとってより扱いやすい特性を実現。

進化したマツダの独自の技術「G-ベクタリングコントロール」

マツダ独自の車両運動制御技術である「G-ベクタリングコントロール」を用いて、旋回中の前後荷重移動の最適化を追求。電気自動車ならではの、モーターの回生ブレーキを活用し、より自由度の高い加減速制御・シームレスで緻密な制御を実現しました。


MAZDA GLOBAL TECH FORUM 2019 in Oslo

マツダは2019年8月26日-9月2日にノルウェーのオスロで世界16か国から参加した約40名の自動車ジャーナリストを対象に、「Mazda Global Tech Forum 2019」を実施しました。「Mazda Global Tech Forum 2019」はマツダの電気自動車でも変わらない「地球」「人」「社会」の視点でのクルマづくりの考え方に触れつつ、「人間中心の開発哲学」「LCAの観点での本質的な地球環境負荷低減に貢献」「ロータリーレンジエクステンダーの可能性」について説明。さらに、この試乗会用に製作したEV技術検証車※で人馬一体の走りを体感、詳細なディスカッションを通じて今後の市場導入に向けて貴重なご意見、アドバイスを得ました。

市販予定の無い技術試作車

試乗においては、以下の3つのポイントを訴求

  • -全方位につながったシームレスな車両運動
  • -常に路面に吸い寄せられているかのような落ち着きのある質感
  • -走る、曲がる、止まる、すべてが直感的に扱えて手足のように動かせるコントロール性

参加した自動車ジャーナリストの感想(抜粋)

  • -ほかのEVとは違うという印象。「走る」「曲がる」「止まる」の滑らかさがもっとも体現できているクルマ。
  • -「Well-to-Wheel」だけに留まらず、バッテリーの資源採掘から廃棄までをも考慮した環境への思いやりに加え、電気自動車に対する考え方にも共感する。

ノルウェーにおける電気自動車の利用環境

ノルウェーにおける電気自動車の利用環境ノルウェーは自然に恵まれ、電力需要のほぼすべてを水力発電で賄うなど、自然エネルギーの利用が進んでいます。また、ゼロエミッションの政策推進などにより、EVのシェアが50%を超えるほど、欧州で最もEV比率が高い国です。

ノルウェーの家庭用充電設備
ノルウェーの家庭用充電設備


東京モーターショーにて初の量産電気自動車(EV)を世界初公開

マツダは2019年10月23日より開催される「第46回東京モーターショー」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)※において、マツダ初の量産EVを世界初公開します。新型EVは、新たにマツダのカーラインアップに加わる新世代商品の第3弾です。マツダの開発哲学である人間中心の設計思想を基に、EVならではの特性を最大限に活かすことで、ドライバーが自然に、心から運転を楽しむことができる走りを実現しています。

東京モーターショー2019詳細