技術系
生産技術
(車体技術)
福永 景子
KEIKO FUKUNAGA
車体技術部
第2車体技術グループ
2006年入社
工学部 機械科
マツダを選んだ理由
守りに入っていない、
いろんなことにチャレンジしようとしている姿勢に魅力を感じた。
採用試験を受けようと思ったのは、地元である広島で働きたい、働くなら福利厚生がしっかりしたところがいいというのが1番の理由で、当時はマツダ車にも会社にもそれほど強い思いがあったわけではありません。しかし、試験を受けるために企業研究を進めていく中で、守りに入っていない、いろんなことにチャレンジしようとしている姿勢に魅力を感じ、この会社で働きたいと思うようになりました。実際にマツダに入社して感じたことですが、この会社は本当にひとりひとりのチャレンジを応援する風土があります。
現在の仕事は、プレス部品を溶接しクルマの骨格を作るボディ組立領域の生産技術を担当しています。自動車会社のエンジニアといえば、ボディやエンジンの開発がまっさきに思い浮かぶと思いますが、新しく開発されたクルマをどうやって作るかを考え実行するのが生産技術の仕事です。3DCADを用いてボディの加工性評価や設備の詳細仕様検討、さらにロボットのプログラミングを行い、最短期間での量産準備を目指しています。
マツダで実現したいこと
もっとマツダを知ってもらいたい。
そのために生産技術としてできることを追求。
入社して9年になりますが、自分のかかわったプロジェクトのクルマが街中を走っているととてもうれしくなる気持ちは初めてのころと変わりません。もっと、もっとお客様にマツダのクルマを知ってもらいたい、走る歓びを感じてもらいたい、そのために生産技術としてできることは何か。それはマツダが追い求めている、人とクルマの一体感、つまり“人馬一体”を形にすることです。
どんなに素晴らしい車が開発されても、それを形にする技術がなければクルマは作れません。
自動車業界は日々進歩しています。もっともっと技術力を上げていき、他社では実現できないデザイン、機能をもったクルマをつくれるようになりたいです。
苦労話や面白さ・やりがい
現行車の生産ラインで新車も生産できるボディ、
設備構造を導き出せた時は達成感を感じた。
マツダでは混流生産を行っており、現行車の生産ラインで新車も生産できるようにライン設計・検討を行っています。私は主に、プレス部品の溶接作業や組付作業の検討を行っているのですが、SKYACTIV-BODYは従来のクルマと構造が大きく異なり、設計されたボディの形状が現状の生産ラインで溶接できない、溶接するために設備改造を行うと現行車が生産できなくなる、そういったケースが多々発生してしまいました。問題を解決するため、どうやって新車、現行車ともに加工できるようにするかをボディ開発の部署とともに検討を行い、成立するボディ構造、設備構造を導き出せた時はとても達成感を感じることができました。
学生時代に学んだことの活かし方
学生時代の研究が全てではない。
論文作成やアルバイトも今の私にはなくてはならないもの。
学生時代は機械科に所属し、プレス部品の成型性予測の研究をしていました。学生時代の研究内容と同じような部署に配属される方もいますが、私は違います。工場見学で見た車体工場にとても魅力を感じ、専攻とは関係のない部署を希望しました。
とは言っても学生時代が全く無駄になったわけではありません。卒業論文を書き上げる中で自分が主体となって動くということを学び、また多くの時間を費やしたアルバイトではいろんな価値観の人と触れ合うことができ、今の私にとってなくてはならない時間だったと思っています。
みなさんも経験がない、専門ではないからといって門を閉ざさないでください。学生時代に数年学んだことなんて、これから会社で学んでいくことに比べたらちっぽけなことです。これからどんなことができるようになるのか、どんなことを実現していくかを考えるとわくわくしませんか!
学生へのアドバイス
OB・OGやリクルーター担当に積極的に話を聞いて、
自分に合う会社を見つけてください。
どうしても会社の名前や職種で志望先を選んでしまうかもしれませんが、会社の社風や職場の雰囲気は仕事をしていくうえでとても重要です。OB・OGやリクルーター担当に積極的に話を聞きに行って、自分に合う会社を見つけてください。どんな会社でも、どんな仕事でも、やりがいを感じることができるのが一番!
マツダに興味があるけど近くに関係者がいない方は、ぜひマツダ車に乗ってみてください。きっとどんな会社かわかるはずです。
1日のスケジュール
09:00 出社 業務開始
業務開始は9:00からです。
朝礼後、チームメンバーとその日の業務打ち合わせを行ってから自分の業務に入ります。
平日は主に3DCADを用いて設計業務を行います。
12:00 お昼休憩
13:00 設計業務
引き続き設計業務を行います。
チームメンバーの進捗を随時確認しながら自分の業務を並行して進めていきます。
15:00 ミーティング
週末工事前には、メンバー同士で工事内容・確認事項の内容共有・確認を行います。
この際、工事計画に対して問題点はないかを確認し、週末の工事に備えます。
17:45 退社
残業をすることもありますが、業務が予定通り進捗していれば定時で退社します。
休日の過ごし方
休日は友達と遊びに行ったり家でゆっくりしたりして過ごします。県外の方がイメージしにくいかも知れませんが、広島ではショッピングに困ることもありませんし、少し足を延ばせば中国、四国地方のいろんな観光地に日帰りでいくことができます。”都会でも田舎でもない”それが広島の魅力です。
また、私が最近はまっているのが組合主催の体験講座です。いろんな講座が準備されているので、興味があるものがあれば参加したりしています。この前は和菓子作り体験講座に行って、おいしい上和菓子を自分でつくることができました。