経営方針

トップメッセージ

株主・投資家の皆様をはじめ、お客様、お取引先様、地域社会の皆様など、マツダグループに関わるすべてのステークホルダーの皆様には、日頃からご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申しあげます。

2018年3月期は、中期経営計画「構造改革ステージ2」の下、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」を両立する魅力ある商品をお届けするとともに、全領域でビジネスの質的成長を目指し、ブランド価値のさらなる向上に向けて取り組んでまいりました。グローバル販売台数は、前期比4.6%増の163万1千台と過去最高の販売台数となりました。売上高は台数増加や為替相場の円安影響により、前期比2,597億円増の3兆4,740億円となりました。営業利益は前期比207億円増の1,464億円となりました。当期純利益は前期比183億円増の1,121億円となりました。

2019年3月期は、販売強化および収益改善の施策として、商品改良モデルや次世代商品の投入、新型「CX-8」をオーストラリア、中国など海外市場へ導入するほか、生産面においても、防府第2工場の2直(昼・夜勤)化により、クロスオーバー系車種の生産体制の柔軟性強化を推進していきます。

「構造改革ステージ2」の最終年度となる2019年3月期の経営指標につきましては、グローバル販売台数は目標の165万台を超える計画で、自己資本比率は目標を若干下回るものの着実な改善が進む見通しです。一方、売上高営業利益率は、主に米国での台数・収益の未達に加え、環境対応コストや米国の販売ネットワーク改革に伴う費用などにより、5%以上の目標に対して3.0%にとどまる見通しです。

現在、「構造改革ステージ2」を踏まえ、次期中期経営計画を策定しています。このたび、次期中期経営計画の公表に先立ち、持続的な成長に向けた基本的な取組みの方向性として、「今後の取組み方向性」を公表しました。

マツダは、今後3年間を、2022年3月期以降の本格的成長に向けた「足場固め」の期間として位置付け、年間5万台の台数成長を実現しながら、次世代商品、新技術の開発・導入による商品競合力の向上や、米国を中心とした販売ネットワーク改革の加速に取り組みます。加えて、トヨタ自動車株式会社などとの相互協力を推進し、米国新工場の稼働を契機に2024年3月期には200万台生産体制の構築を目指していきます。

今後も、環境・安全性能に優れた商品の導入等を通じ、地球環境保全や安心・安全な社会の実現といった社会的課題の解決と中長期的な企業価値向上の両立を目指していきます。また、株主・投資家の皆様への適時・適切な情報開示と建設的な対話の充実を図るとともに、持続的成長と中長期的な企業価値の向上に向けてコーポレートガバナンスの充実に継続的に取り組んでまいります。

株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2018年6月

マツダ株式会社 代表取締役社長兼CEO 丸本 明