SKYACTIV TECHNOLOGY

SKYACTIV TECHNOLOGY

SKYACTIV-MT

軽快なシフトフィールと大幅な軽量・コンパクト化を実現した、新世代マニュアルトランスミッション

SKYACTIV-MT(スカイアクティブ エムティー)の特長

・スポーツカーのような軽快で節度感のあるシフトフィール
・ベストインクラスの軽量、コンパクトなMT

技術の狙い・開発コンセプト

北米や日本ではATが圧倒的多数派となっていますが、欧州をはじめMTが主流の地域も多く存在しています。グローバルなニーズに応えるため、高トルクに対応するMT(Large)と中トルクに対応するMT(Mid)の2機種を新規に開発しました。開発コンセプトは「シフトフィールと燃費性能を高める、軽量・コンパクトMT」で、ロードスターのようなスポーティで小気味よく、意のままに操れるシフトフィールの実現を目標に掲げました。

軽快なシフトフィールを実現するには、ショートストロークと軽い操作力という二つの相反する特性を両立させることが課題でしたが、従来の構造にとらわれず機能を一から見直すことで、ユニット単体で最大16%の軽量化と現行比で大幅なコンパクト化を実現しました。さらに、内部抵抗を大きく低減させ、ユニット単体で現行比1%の車両燃費を改善しました。

図1:ショートストローク・内部レバー比拡大

軽快で節度感のあるシフトフィール

ショートストロークで操作力を軽くするためにはレバー比の拡大が必要ですが、それにより内部ストロークが小さくなります。小さな内部ストロークでも正確に機能するシンクロ装置をスプラインの小モジュール化で達成しました。更に、シフトアップ・ダウン時の操作力に連続性を持たせ軽快なものとした上で、節度感を出すためにシフト開始時には適度な重さを与え、その後は自らギアインしていくような吸い込み感を造り込みました。

セレクト(レバー左右方向)時についても、従来はストロークするに従い荷重が重くなっていたものを、ほぼ一定の荷重で操作できる構造としました。斜めシフト時も引っ掛りの無いものとしています。

軽量・コンパクト化への取り組み

図2:リバースアイドル軸の廃止

MTは比較的構造が単純なこともあり、さらなる軽量コンパクト化と高効率化を達成するためには、大胆な発想の転換と同時に、徹底的な理詰めのアプローチが必要でした。

SKYACTIV-MT(Large)では、ギア構成の選定にあたっては、軽量コンパクト・低操作力・高効率・ワイドギア比レンジの視点から、約30通りの多軸ギア構成案から目標達成の可能性が最も高い2速/3速インプットギア共用3軸タイプを選定しました。次に、このギア構成を基本として、1万通り以上の詳細構造を検討し最軽量スペックを決定しました。さらに各部品の機能分担を見直し、1速用ギアとリバースギアを兼用する新たな構造を採用しました。 これにより、セカンダリー軸長を、現行比約20%短縮。また、1速とリバースアイドル軸を共用することで、リバースアイドル専用軸を廃止しました。このようにギア構成を根本から見直し、ギアや軸の共用を積極的に行うことで部品点数が減少し、ギアトレイン重量は現行比約3kgの軽量化を達成しました。

トランスミッション

プラットフォーム

ダイナミクス

SKYACTIV TECHNOLOGYのさらに詳しい技術情報について

マツダ技報にて、SKYACTIV TECHNOLOGYなど各種研究開発の成果を論文形式で紹介しています。各論文はPDFファイルで閲覧・ダウンロードできます。

マツダ技報のページヘ

※各技術の適用および数値は、車種・グレード・仕様などにより異なります。

このページを見たあなたへのおすすめ

  • 挑み続けるマツダのルーツ
  • マツダのものづくりDNA
  • zoom-zoomブログ