安全技術

雨の高速道路や雪の坂道などのシーンを問わず、安心で快適、そして燃料消費も押さえる、新世代の4WDシステムをめざしました。システムハードウェアとソフトウェアを全面的に見直し、電子制御で駆動力を積極的にコントロールすることで、走破性能と燃費効率をフルオートで高次元に両立しています。

前後輪のトルク配分を自動制御


ドライバーが気づかないレベルのごくわずかなタイヤの動きや路面状況などをリアルタイムにモニターし、前後輪のトルク配分を2WD(FF)相当から直結4WD状態まで積極的にコントロール。優れた走破性と操縦安定性をもたらし、タイヤの滑りを極力抑えることで、悪路でも効率のよい走りを実現します。

前後輪のトルク配分を自動制御

i-ACTIV AWDは、ドライバーの意図と路面状況と走行状況を多くのセンサーで正確に検知、必要な後輪トルクを瞬時に演算し、最適な駆動力を後輪に伝達。前後・左右方向に車輪をスリップさせることなく、安定した発進・加速・旋回・制動を実現します。また、スリップしにくい乾いた路面では、不要な後輪トルクの伝達を抑え、ほぼ2WD状態で走行。優れた燃費に貢献します。

センサーで検知する要素


ドライバーの意図は、アクセルペダル位置(発進、加速意図)、ステアリング角度(旋回意図)、ブレーキ液圧(制動意図)で検知します。路面状況は、前後ワイパー(降雨、降雪)、外気温度(路面付近の温度)、ステアリングトルク・パワステモーター電流(ステアリング操作時の路面摩擦反力)、前後加速度(登坂路面勾配)で検知しています。走行状況は、4輪車速度(4車輪のスリップ量やその予兆)、エンジン駆動力(前輪駆動力)を用いて正確に検知します。

センサーで検知する要素

必要な後輪トルクを瞬時に演算・指令


多数のセンサーモジュールによって検知したドライバーの走行意図と路面状況を解析し、前輪のスリップ予兆を打ち消すために必要な後輪トルク量を、4WDコントロールモジュールが瞬時に演算。ほぼ同時に適切な駆動力を後輪に伝達するよう、4WDカップリングに指令を送ります。

必要な後輪トルクを瞬時に演算・指令

i-ACTIV AWDに搭載された、こだわりの先進技術


i-ACTIV AWDには、高精度な駆動力制御を実現する「前輪スリップ予兆検知システム」と、タイムラグ“ゼロ”のレスポンスを生む「トルク制御システム」を採用しています。

「前輪スリップ予兆検知システム」は、各種センサーにより、車体の対地速度と前輪速度を高精度で検出し、前輪の微小スリップ(空転の予兆)をいち早く察知。瞬時に適切な駆動力を後輪に配分することで前輪の空転を抑制するとともに、つねに理想的な前後トルク配分による効率のよい4WD走行を実現します。

「トルク制御システム」は、後輪駆動ユニットの反応速度を高めるため、前輪のみの駆動時にも微小なトルクを後輪に伝達させたまま待機(待機トルク)。後輪トルク発生の指令に対して瞬時に反応できる状態を保持し、4WD走行へのスムーズな移行をサポートします。

*4WD機能には限界がありますので過信せず、安全運転を心がけてください。