環境技術

減速エネルギー回生システム

減速時に捨てていた運動エネルギーを電力として回収し、

効率よく再利用するi-ELOOP

減速エネルギー回生システムは、走行中の自動車が減速時に捨てていた運動エネルギーの一部を電気として回収(発電)し、再利用できるように蓄電するシステムです。
エネルギー回生により蓄えられた電気は、エアコンやヘッドライト、オーディオなどの電装部品の電力として用いられ、これまで発電のために消費していた燃料を節減することができます。

減速時に捨てていた運動エネルギーを電力として回収し、効率よく再利用するi-ELOOP

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i-ELOOP(アイ・イーループ)


「i-ELOOP(アイ・イーループ)」は、「回生する」「ためる」「使う」の3要素から構成されており、なかでも「回生する」「ためる」については、アクセルペダルを離したほんのわずかな時間でも、効率良くエネルギーを回収できるよう、「可変電圧式オルタネーター」と「低抵抗大容量電気二重層キャパシター(EDLC:Electric double-layer capacitor)」を採用しました。

可変電圧式オルタネーターは、通常のオルタネーターの充電電圧が12V程度であるのに対して、キャパシターの蓄電状態に応じて25Vまでシームレスに昇圧できるため、効率良くキャパシターに電気を送り込むことが可能です。

またキャパシターは、充放電に化学反応を伴う電池と違って、電気を電気のままためたり、放出したりできるデバイスです、そのため、素早く大量の電気を充放電できて、長期間使用しても劣化が非常に少ないという特長を持ちます。キャパシターを減速エネルギーの充放電装置として積極的に利用することで、燃費を向上させるだけでなく、鉛バッテリーの寿命を延ばすことも期待できます。またキャパシターは重金属や貴金属を必要とせず、ヤシ殻を由来とする活性炭などが主原料であることから、地球環境にも優しいのが特徴です。

構成部品

構成部品
※ アテンザの例

基本的メカニズム

減速エネルギーの活用(アクセル・オフ)

今まで捨てていたエネルギーを使って発電する。アクセル・オフで、タイヤの回転力により高性能オルタネーターで大量発電し、キャパシターへ大量充電を行います。

 エンジンの効率向上(アクセル・オン)

アクセル・オン時はオルタネーターの発電は休止し、キャパシターから電力を供給する。エンジンは発電から解放され、燃費が向上します。

基本的メカニズム