メディア対抗ロードスター4時間耐久レース

メディア対抗ロードスター4時間耐久レース

 2018.9.1.SAT 筑波サーキット



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第29回メディア対抗4時間耐久レース レポート

 2018年9月1日、第29回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(通称「4耐」)が筑波サーキットで開催されました。

 

 

  

「4耐」とは、メディアの方々がレースに参加し、走る楽しさを実体験として伝えようとするものです。日本の自動車文化の成熟へ寄与することを目指し、初代ロードスターが誕生した1989年に初開催されました。(主催:株式会社ビースポーツ)マツダはこの高い志に共感し、第1回から特別協賛しています。

レースを戦うメディアの方々、その様子を観るため集まるお客さま、そして、多くのロードスターファンの皆さまに支えられ、同一車種のワンメイクレースとしては異例の、29年目を迎えました。

 

 レースに使用するのは、特別に仕立てられた共通仕様のロードスターです。

各チームが手を加えられるのは外観のデザインのみ。思い思いのカラーリングが施されたロードスターはカラフルでカッコよく、各車両を眺めているだけで楽しめます。今年、11年ぶりに参戦した「週刊プレイボーイ」チームのカラーリングはなんとキン肉マン!ひときわ目を引いていました。

 4耐‗カラーリング 4耐

 

  

 

NDロードスター4年目のレースは波乱の展開となりました

 今年は悪天候の影響により序盤から波乱のレースとなりました。

 午後4時の決勝スタートの合図から数分後、1台のマシンが最終コーナーを曲がり切れずスピンアウトし、それを避けようとしたもう1台が大きな音を立てて壁にクラッシュ。幸い大事には至りませんでしたが、衝突したマシンはレースを続けることができず、その場でリタイアに。

そのマシンが救出された直後、今度は筑波サーキット全体がバケツをひっくり返したような大雨に見舞われ、赤旗の判断が下されてレースは中断。次のアクションを協議している間、ドライバーたちはマシンの中での待機を余儀なくされました。

 4耐レース1 4耐レース2

 その後、雨が上がりレース再開となったものの、主催者からの通達は「レースのやりなおし」。すなわち、ハンディキャップはそのままでガス欠の心配がない3時間弱の耐久レースとなってしまいました。各チームは、“ウエット路面でのスピードレース”に慌てて対応する状況となりました。

日が暮れるにつれ再び雨が降りだし、どのチームにとっても今年は本当に厳しいレース展開となりました。

4耐レース3 4耐レース4

そんな波乱のレース展開をマシン無傷のまま走り続け、勝利のゴールを迎えたのは、、、

7年ぶり2度目の優勝となる「ENGINE ROADSTER」チームでした!!

おめでとうございます!

レースの最終結果はこちら

 

「ENGINE ROADSTER」チームで予選ドライバーを務め、1位でポールポジションを獲得した大井さんは次のように述べています。

「1989年の初回から何度も出場していますが、最初のポールポジションタイムって1分13秒9とか14秒フラットとか、そんなもんだったと思います。それが今、排気量が100cc減ったにも関わらずどんどん速くなり、今年1分10秒9。29年の間にテクノロジーの進化もあり、ずいぶんクルマのクオリティは上がりました。けれど、ロードスターは楽しさが昔からそのまんまっていうのが素晴らしいと思います!」

4耐 エンジン1 4耐 エンジン2 

 
■話題のチーム

4耐には「今年の話題チーム」という枠があり、今年はその枠で「ロードスター開発チーム」が出場しました。

ロードスターが誕生して29年ということで、ゼッケンは29番。このチームはロードスター開発に関わるマツダのエンジニアから構成されるチームで、主査の中山をリーダーにパワートレイン開発、操縦安定性能開発、デザイン、実研、試験の担当者たちがドライバーやメカニックとして集まり伝統のレースに挑みました。

4耐 開発 4耐 開発2 

さて、来年30周年ではどんなチームが登場するのでしょうか、ぜひお楽しみに。

 

 
4耐はレースもさることながら、会場でしか体験できない魅力的な催しがたくさんあります
 
■サーキット体験試乗会

マツダのサイトから事前に応募いただいた方から抽選で10組を、最新のマツダ車に乗って4耐と同じサーキットコースを走行体験してもらうという催しです。同乗もできるので参加者にはお子様もたくさんいらっしゃいます。今年、印象的だった参加者は、CX-8に6人フル乗車でサーキット体験されたご家族!3列目に乗車したお子さまも含めて、家族全員がサーキット走行を楽しまれていました。

 4耐試乗会1 4耐試乗会2

4耐試乗会3 4耐試乗会4

 

■モノ造り体験、人馬一体講座

今年の「モノ造り体験講座」では、マツダの「走る歓び」を支える「魂動デザイン」、「人馬一体」、「燃費」をテーマにした各コーナーを設けて、マツダのクルマ造りをさらに深く知ってもらうことを目指しました。

 

「魂動デザイン」コーナーでは、

躍動感・生命力に溢れるデザインを実現するための削り・磨き・評価に関する説明や、プレス成型技術、ソウルレッドクリスタル塗装技術の展示を行いました。お客様には、磨き作業で実際に使っている紙やすりを使った磨きの体験をしていただきました。

「人馬一体」コーナーでは、

i-ACTIV AWD、高張力鋼板成型、三次試験場高速周回路バンク模型などを展示し、「人馬一体」の実現に向けたマツダの取り組みを説明しました。ここでは、NDロードスター端材(製造過程で出てくる鉄板の切れ端)にお客様自身で刻印いただくプレス技術を体験していただきました。

「燃費」コーナーでは、

燃費向上に大きく貢献するパワートレイン部品の軽量化や機械抵抗低減について紹介。それら部品の砂型製作や鋳造工程を見ていただいた後に、シリンダーヘッドの浮き出し文字のスタンプ製作を体験いただきました。

 ものづくり1 ものづくり2 ものづくり3

 人馬一体1 ものづくり7 ものづくり8

参加いただいたお客様からは、以下のコメントをいただきました。

                                                       

車づくりの方向性が分かって愛着が増した                                             

クルマづくりに様々なこだわりがあることを知った                                                           

実際の工程を交えながらの説明がとてもよかった                                                

体験することで作業の大変さが分かった                                                

ふだん見ることができない部品の開発話を聞けて良かった                                                

 

マツダのクルマ、マツダのクルマ造りについて、もっと知っていただけるような企画を、次回も用意したいと思います。

 

■地元紹介

今年の夏、西日本に甚大な被害をもたらした台風。今年の4耐も一時開催が危ぶまれましたが、たくさんの企業さまの協力を得てイベントを開催することができました。そういった経緯があり、今年4耐のオフィシャルTシャツには復興と感謝の意味を込めて、「がんばろう西日本」という文字を刻みました。

芝生広場で実施した広島応援コーナーもその1つです。

首都圏における広島ブランドの発信拠点であるブランドショップ「TAU」さんは、たくさんの広島の物産品を出品・販売し、ソースのメーカーとして有名な「オタフクソース(株)」さんは、お好み焼きを現場で調理し、来場者にふるまっていただきました。

記念撮影コーナーでは、広島カープの優勝パレードでも使用されたアテンザのオープンカー(市販していません)に加えて、広島県呉市のご当地キャラ「呉氏(くれし)」が忙しく働いていました!

 広島1 広島2 広島3

 

■RCカー体験

運転免許を持っていない方、本物レースはハードルが高い方にも、走る歓びを体感いただくため、タミヤ(株)さんの協力を得てRC(ラジオコントロール)体験コーナーを実施しました。操縦体験できるマシンは4耐車両と同じNDロードスター。本物さながらのRCカーの動きに、お客さまには一喜一憂しながらも楽しんでいただけたようです。

RC1 RC2 RC3

今年6月にこの車両を使って、4耐参加チームを対象にしたRCカーによる1時間耐久レースを実施しました。体験コーナーでは、実際に前哨戦で使用したマシンも展示して、イベントを盛り上げていました。

 前哨戦の様子は こちら

 

 1989年に発売されたロードスター。同じ年に第1回の4耐が開催されており、来年が30回目の開催となります。

自らもドライバーとして参戦している、ロードスター主査兼チーフデザイナーの中山雅は、来年を迎えるにあたり次のように語りました。

「ロードスターは、10年、20年とずっとお祝いをし続けてきています。それは単純に限定車を出すというものではなく、様々な催しをファンの皆さんと作り上げ、ファンの皆さんとお祝いをしてきました。ですから30周年のお誕生日も皆さんといっしょにお祝いをしたいと思いますし、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。」

 

 
 

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