CSR

トップメッセージ

人々に人生の輝きを提供し

地球・社会との共存に

挑戦し続けます

 
マツダ株式会社
代表取締役社長兼CEO 小飼 雅道

トップメッセージ

「ブランド価値」向上に焦点をあて企業価値を高める経営を促進します 

 

2017年3月期、マツダグループを取り巻く経営環境は、各国の経済情勢や為替相場の変動など依然として不安定な状況にありましたが、2017年3月期を初年度とする中期経営計画「構造改革ステージ2」の下、ビジネスの質的成長を目指し、ブランド価値のさらなる向上に向けて取り組みを推進することができました。
革新的なベース技術である「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を搭載した新世代商品群を2012年2月に市場導入以降、国内・海外で高い評価をいただいています。2017年2月に発売した新型CX-5は、新世代商品導入以降初めてのフルモデルチェンジとなり、引き続き多くのお客さまから共感をいただいています。 

ステークホルダーの皆さまとの絆づくりを推進します

 

マツダは2002年に導入したブランドメッセージ「Zoom-Zoom」に基づき、お客さまに「走る歓び」を提供するというブランドの方向性を明確にし、ステークホルダーの皆さまからの共感を得てきました。さらに、新世代商品導入以降も、「走る歓び」という提供価値を認めていただき、強い絆が生まれつつあると感じています。

ステークホルダーの皆さまとの絆づくりの推進力となったのは、自動車業界での存在価値を明確にするため2007年に発表した、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」です。お客さま視点を頂点においた「走る歓び」と「環境・安全性能」の全てをブレークスルーした商品の提供をお約束しています。

そしてちょうど、10年目となる2017年8月、世界の自動車産業を取り巻く環境の急激な変化を踏まえ、より長期的な視野に立ち、クルマの持つ魅力である「走る歓び」によって、「地球」「社会」「人 」それぞれの課題解決を目指す新しいチャレンジ「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を公表しました。 

「サステイナブル“Zoom-Zoom” 宣言2030」

 

 「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」は「私たちマツダは、美しい地球と心豊かな人・社会の実現を使命と捉え、クルマの持つ価値により、人の心を元気にすることを追求し続けます」というマツダのチャレンジを表しています。

この宣言は「私たちはクルマを愛しています」から始まるマツダのコーポレートビジョンに基づいています。

トップメッセージ サステイナブル宣言のイメージ 

 

地球−環境保全の取り組みにより

豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来を築いていきます  

 

「地球」については、地球温暖化の要因となる温室効果ガスの削減について、実質的なCO2排出量削減につなげていかなければならないと考えています。また、CO2排出量削減だけでなく、各国の大都市部で大気汚染が深刻化している課題にも目を向ける必要があります。

具体的な目標として、「ウェル・ツー・ホイール(燃料採掘から車両走行まで)」視点で企業平均CO2排出量を、2010年比で2050年に90%削減を、2030年に50%削減を目指します。

その実現に向け、内燃機関の徹底的な理想追求を行い、このたび、次世代エンジンの量産にめどを付けました。次世代エンジンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンそれぞれの利点を持ち、全く新しい燃焼方式と提供価値を実現したエンジンです。ガソリンとディーゼルのクロスオーバーという意味で、「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」 と名付けました。  

 

社会−安心・安全なクルマと社会の実現により、全ての人が、すべての地域で、自由に移動し心豊かに生活できる仕組みを創造し築いていきます

 

「社会」については、新たな交通事故の要因や、社会構造の変化に伴う課題が顕在化しています。「過労による危険運転」「増加する高齢ドライバーによる運転操作ミス」「過疎地域における公共交通の弱体化」など、安心・安全なクルマと社会の実現のため、取り組むべき課題があります。マツダは全ての人が、すべての地域で、自由に移動し、心豊かに生活できる仕組みを創造し築いていきます。 

“事故の無い安全なクルマ社会”を目指し、ドライビングポジション、ペダルレイアウトなどの基本安全技術の継続的進化と全車標準化を進めます。加えて、先進安全技術の継続的な性能向上と標準装備化、そして、自動運転技術を活用した、ドライバーがいつまでも安心して運転を楽しめる「Mazda Co-Pilot Concept(マツダ・コ・パイロット・コンセプト)」の2025年での“標準化”を目指します。 

 

人−「走る歓び」を感じるクルマを通じて、地球を守り、社会を豊かにすることで人々に心の充足を提供し、心を健康にします  

 

最後に「人」の領域です。社会で生活する人々は、機械化や自動化により経済的な豊かさの恩恵を受けていますが、一方で、日々体を動かさないことや、人や社会との直接的な関わりが希薄になることで、ストレスが増加していると考えています。

これらの課題に対して、より多くのお客さまにクルマを運転する「走る歓び」を感じていただき、さらにクルマの運転を通じて、高揚感・達成感を得ることで、心豊かな人生を味わっていただくことを目指します。このために、人の能力を引き出し心と体を活性化させる「人馬一体」感と、見る人全ての心を豊かにするデザインを、さらに研ぎ澄ませます。 

 

「走る歓び」の力によってお客さまの人生を輝かせる

お客さまとの強い絆をもった世界一のクルマづくりを実現します

 

マツダは「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を実現する具体的な技術を搭載した商品を、今後段階的に市場導入していきます。これらの取り組みを通じて、私たちマツダは、美しい地球と心豊かな人・社会の実現を使命と捉え、クルマの持つ価値により、人の心を元気にすることを追究し続けます。

私たちが目指しているのは、お客さまがマツダ車にずっと乗り続けたいと言っていただける、お客さまと強い絆で結ばれた存在です。これを私たちは「マツダプレミアム」と呼んでいます。プレミアムというと高価格のブランドを想起するかもしれませんが、マツダが目指しているのはそこではなく、「走る歓び」の力によってお客さまの人生を輝かせる、お客さまとの強い絆をもった世界一のクルマづくりです。

 

次世代技術導入プラン

トップメッセージ 次世代技術導入プラン

 

真に信頼される企業へとさらに成長できるよう誠実に取り組みます  

 

自動車産業は今、環境・安全に関わる規制強化、異業種参入、モビリティビジネスの多様化など、大きな変革期を迎えています。また、企業に対して、国連による「SDGs (持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)」や「 COP21」における温室効果ガス排出量削減目標などの社会課題への対応を求める動きが活発化しつつあります。

そのような事業環境の中、2017年8月にトヨタ自動車株式会社と業務資本提携に関する合意書を締結しました。本提携を通じて協力関係をより深化させることにより、この変革期に共に挑み、克服することによって、持続的成長を実現していきたいと考えています。今回の提携を通じて、相互に刺激を与えながらイノベーションをリードすることで、自動車業界の活性化や持続可能な社会づくりに貢献します。 


<業務提携に係る合意内容>

■米国での完成車の生産合弁会社の設立
電気自動車の共同技術開発
コネクティッド・先進安全技術を含む次世代の領域での協業
■商品補完の拡充


こうした貢献のためにはこれまで以上に、マツダらしいクルマづくりを追求しなければならないと考えています。マツダは130以上の国と地域で販売を行っています。生産は世界7カ国に拠点を有し、国内での生産とそれに関連する雇用を維持しつつ、海外工場の生産効率向上を進めています。

各国・各地域の文化や習慣などを尊重しながら、グループ全体で共創し相互研鑽(そうごけんさん)できる体制強化を進めています。それらの個々の活動を通じて、モノづくりの技術をはじめ、環境マネジメントシステム、安全衛生管理手法などを海外拠点に共有していくことで、各国・地域に貢献します。

今後もマツダに関わる世界中のステークホルダーの皆さまから真に信頼される企業へとさらに成長できるよう、誠実に取り組みます。そして、人々に人生の輝きを提供し、地球・社会との共存に挑戦し続けます。

 

マツダ株式会社
代表取締役社長兼CEO

トップメッセージ