CSR

マツダ病院(広島県)

「温かい思いやりの心で、最新・最良の医療を提供し、社会に貢献します」という理念のもと、マツダ病院は広島市東部の基幹病院として、医療を通じて地域貢献に取り組んでいます。一日の外来患者約700名、入院患者約230名。救急車受け入れは一日平均8台(近隣のみならず広域からの受け入れ)。
企業立病院ですが、地域の皆さまの利用が外来の85%、入院の97%を占めています。

マツダ病院の社会貢献活動推進者

マツダ病院の社会貢献活動推進者

事務グループ チームリーダー 土田 耕司(左)

総務・用度チーム 水野 幸郎(右)

マツダ病院入院棟

マツダ病院入院棟
2012年1月に入院棟完成。2013年3月には外来棟の耐震化・改修工事も完了。

2015年度の患者数

延べ外来患者数

約170,000名/年

延べ入院患者数

約84,600名/年

救急車患者数

約2,800名/年

健康診断受診者数

約20,400名/年 

従業員の健康診断含む。

【環境】環境保全に貢献する取り組み 【安全】交通安全に貢献する取り組み
【人材】次世代を担う「人」を育成する取り組み 【地域】地域に根ざした取り組み
【財団】マツダ財団を通じての活動

未来の医療職のための人材育成

【人材】【地域】

目的

医療職を志す学生への実習体験などの提供を通じた人材育成を行う。

取り組み/2015年度実績
  • ■ 医療系学生の実習指導 (8職種/専攻・264名の受け入れ)。
  • ■ 看護協会と連携し、「ふれあい看護体験」を実施(高校生20名参加)。
  • ■ 広島県と連携し「医療体験セミナー」を実施(医師を目指す高校生対象・6名参加)。
  • ■ 中学生の「職場体験」を実施(6名参加)。

高校生医療体験セミナー(電気メス体験の様子)

高校生医療体験セミナー(電気メス体験の様子)

医療系学生の実習受入れ実績

職種/専攻 人数
医師 37
薬剤師 10
看護師 140
臨床検査技師 23
理学療法士 7
管理栄養士 15
歯科衛生士 29
医療経営 3
合計 264

出張健康教室・講座

【人材】【地域】

目的

地域住民へ最新の医療情報を提供し予防知識・意欲の向上に寄与する。

取り組み/2015年度実績
  • ■ 広島市安芸区と連携し「高血圧予防教室」を実施(43名参加)。
  • ■ 地域の自治体と連携し「公開医療講座」を8回実施(275名参加・累計284回)。

がんサロンの開催

【地域】

目的

がん患者の不安や悩みのケアの場を提供する。

取り組み/2015年度実績

安芸地区ホスピスボランティア養成講座実行委員会と共催し、2015年11月から開始。医師、看護師、薬剤師も加わり日々の身近な悩みの共有や意見交換の場を提供しています。

  • ■「がんサロン」を開催(5回・68名参加)。

院内健康教室

【地域】

目的

病気の正しい理解と自己で行える予防知識を提供する。

取り組み/2015年度実績
  • ■「骨粗しょう症教室」を実施(12回・315名参加)。
  • ■「糖尿病教室」を実施(12回・207名参加)。

医療情報の発信・地域の救急隊との連携

【地域】

目的

医療情報の発信・提供を行うとともに、救急医療の向上に寄与する。

取り組み/2015年度実績
  • ■ 医療情報・健康情報などを掲載した、「季刊誌ひまわり」を定期発行。病院内・近隣開業医へ無料配布。
  • ■ 広島市や府中町と連携し、地域医療の向上を目指した「救急症例検討会」を実施(4回・203名参加)。救急隊員と当院医師が、症例別の搬送時対応や救急搬送後の経過などの情報を共有し、地域の救急対応力向上への取り組みを強化。

TOPICS

マツダ病院の歴史
~従業員医務室からスタートして78年、地域に愛される病院を目指して~

マツダ病院の原点は、1938年に「従業員の健康管理のため」に設置した医務室です。
医師2名・看護師1名からのスタートでした。

地域と従業員のために

1961年 現在の地に東洋工業付属病院を建設しましたが、これはマツダ創業者 松田重次郎の「地元への恩返し」という考えによるものでした。増加する従業員の健康管理を強化する必要もありましたが、松田重次郎の「当社は地域の皆さんに大変お世話になっている。地域社会に役立つものは何かと考えた。それは病院をつくることである」との強い想いが病院建設を具体化させました。病院建設にあたっては、「地域に開かれた病院にすること」「従業員とその家族の健康を管理すること」を基本方針とし、現在も受け継いでいます。
開院当時、10診療科を標榜し、スタッフ数は約200名。冷暖房を完備し、最先端医療機器を導入、検査品質を高めるための中央検査室を採用するなど、一企業の付属病院としては当時画期的であると評されました。

拡充と挑戦

1980年代以降、医療の高度化・専門化に対応しながらも、常に安全で質の高い医療を提供するために体制の拡充を実施、日帰り手術センター開設、電子カルテの導入など、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしてきました。
地域の皆さまのご利用は、開院当初の約2割から現在では9割を超えており、地域に根差した医療を提供しています。

未来へ

団塊世代が後期高齢者となる2025年に向けて「地域包括ケアシステム~地域完結型医療」が推進されているなか、超高齢社会では「治す医療」から生活の質を高め「治し支える医療」を目指す必要があります。地域包括ケアシステムの中核病院となることを目指し、患者診療支援センターの開設(2015年1月)、地域包括ケア病棟の開設(2016年1月)など地域医療連携強化の取り組みを加速しています。

マツダ病院は今後も、開院時の想いをつなぎ「いつまでも地域にとってかけがえのない病院」を目指し、医療を通じて社会に貢献していきます。

1938年 東洋工業株式会社(現マツダ株式会社)の構内に医務室を設置
1941年 診療科目を増やし東洋工業付属医院に
1945年 原爆投下により被災した方々を受け入れ会社の寄宿舎・食堂も開放し救護にあたる
1961年7月 東洋工業付属病院開院(現マツダ病院)
1982年12月 健診センターを開設
1996年6月 県内初の日帰り手術センターを開設
2003年2月 電子カルテを導入
※県内200床以上の病院で初
2011年3-6月 東日本大震災の支援活動(災害支援ナース及び医療救護チームを派遣)
2012年1月 入院棟完成 (病床数270床)
2013年3月 外来棟の耐震化・改修工事完了
2013年8月 立体駐車場新設。クルマで来院される方の利便性をさらに向上
2014年8月 広島土砂災害の支援活動
(災害支援ナースを派遣)
2015年1月 患者診療支援センター開設
2016年1月 地域包括ケア病棟開設

入院・外来患者数に占める地域の方々の推移

1966年 1981年 1996年 2011年 2015年
18% 42% 66% 89% 91%