CSR

安全と「走る歓び」を両立する技術

理想的なドライビングポジション

新世代商品群※1では人とクルマのインターフェースであるペダルやステアリングなどの主要な運転操作機器の配置(レイアウト)について、操作しやすく疲れにくい運転姿勢を追求しました。

快適に運転できる関節の角度を追求

ドライバーが素早く正確に力を出せる脱力状態をもたらす「快適関節リンク角」の理論に基づいて、小柄な方から大柄な方まで、さまざまな体格のお客さまが適切なドライビングポジションで運転できることを目指し設計しています。コンパクトカーであるデミオ/Mazda2に通常このクラスでは少ないテレスコピック機構※2を標準装備としているのはその一例です。

快適関節リンク角イメージ

「快適関節リンク角」イメージ

理想的なペダル配置

オフセットのない理想的なペダル配置を実現するため従来よりもフロントタイヤを前方に移動し、タイヤハウスを前方に置くことで、運転席の足元にスペースをもうけました。アクセルペダルとブレーキペダルを理想の間隔とすることで操作ミスを減らし、的確で細やかなコントロールが可能となる上、自然で無理のない運転姿勢が取りやすく、快適な長時間の走行をサポートします。

オルガン式アクセルペダルの採用

踏み込む足とペダルが同じ軌跡を描くためかかとがずれにくく、アクセルペダルがコントロールしやすいオルガンペダルを採用。また、シートに座って自然に足を前に出した位置にアクセルペダルを配置するよう工夫し、運転時の疲労を軽減し、とっさのときの踏み間違いも起きにくくなります。

オルガンペダル

オルガンペダル

※1 マツダの革新的ベース技術「SKYACTIV技術」と新デザインテーマ「魂動(こどう)」を全面的に採用した商品群。対象車種(2016年7月末現在):CX-5、アテンザ/Mazda6、アクセラ/Mazda3、デミオ/Mazda2、CX-3、ロードスター/MX-5、新型CX-4、新型CX-9。
※2 ステアリングを前後に移動できる機構。

優れた運転視界

新世代商品群ではドライバーが周囲の状況(道路環境、周辺車両や障害物、子どもを含む歩行者など)に対して素早い認知をサポートし、的確な対応ができるよう、良好な視界を確保することを重視しています。アクセラ/Mazda3ではAピラーを旧モデルよりも約100mm後退させ、前席からの左右の見開き角を1.8°拡大しました。また、ドアミラー越しの視界を広げるため、ドアミラーをドア外版に取り付けるとともにその位置を下げています。
子どもについては、親の付き添いなく歩行する最少年齢の子どもとして5歳児(身長100cm)を基準体格とし、子どもが巻き込まれやすい左折時などの視認性を向上しています。

後退させたAピラーにより拡大した見開き角

後退させたAピラーにより拡大した見開き角

ドアミラー取り付け位置の比較

ドアミラー取り付け位置の比較

不注意運転要因の最小化

運転中に発生するさまざまな情報をドライバーとクルマの間で適切にやりとりするための装置や仕組み(HMI:ヒューマン・マシン・インターフェース)については、人間中心設計を徹底しており、運転に集中できるコクピット設計により3つの不注意運転要因(見るわき見、意識のわき見、不安定な姿勢での操作)を最小化しています。2013年以降の新世代商品群に順次採用しています。

コンセプト「Heads-Up Cockpit」(ヘッズアップ コクピット)

さまざまな情報通信機能を安全にそして快適に使ってもらうことを重視しています。多くの情報を扱いながら、正しい姿勢で安全に運転に集中することを目的として視線移動と姿勢変化を最小限に抑えたHMIを実現しました。

  • ■情報を種類ごとにゾーン配置したシンプルなコクピット
  • 視線を下げずに確認しやすいダッシュボード上に設置された7インチセンターディスプレイ(1)
  • 手元を目で確認しない操作を追求したコマンダーコントロール(2)
  • 車速やナビゲーションのルート誘導情報などをメーターフード前方に虚像として表示するアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(3)
  • 音声で各機能をコントロールする音声認識にも対応

Heads-Up Cockpit

Heads-Up Cockpit


VOICE

「走る歓び」を安全・安心に楽しんでいただくための安全技術を追求

安全技術戦略の立案・推進を担当しています。将来のあるべき姿やそれを実現するロードマップを描くことができるよう議論を繰り返しています。商品技術や開発プロセスに精通するとともに外部環境の変化を把握することが求められるため論文を読むなど勉強の毎日です。入社してすぐ、社内留学プログラムの一貫で車両実研部門に在籍し走行実研などの開発現場でクルマの性能への理解を深めた経験が役立っています。今後も、お客さまのカーライフを通じて「走る歓び」を安全・安心に楽しんでいただくため、マツダらしい安全技術を追求します。

川畑 政勝

商品戦略本部 技術企画部
川畑 政勝