CSR

トップメッセージ

マツダ株式会社 代表取締役社長兼CEO 小飼 雅道

未来においても
地球や社会とクルマが
共存している姿を思い描き
挑戦し続けています

マツダ株式会社 代表取締役社長兼CEO
小飼 雅道

Q 2016年3月期はどのような進捗がありましたか?

構造改革プランの主要施策を着実に推進することができました

2016年3月期、マツダグループを取り巻く環境は、中国をはじめとした新興国経済の成長鈍化などがありましたが、「構造改革プラン」の最終年度として、財務基盤強化やマツダらしい魅力ある商品とサービスの提供をはじめとしたブランド価値向上につながる主要施策※1を着実に推進することができました。
革新的なベース技術である「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した新世代商品群は国内・海外で高い評価をいただいています。2015年5月に導入したロードスター/MX-5は「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」および「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞することができました。また、グローバル販売計画の80%を北米市場が占める北米戦略モデルとして、新世代商品群の最上級車種に位置付ける新型クロスオーバーSUVのCX-9を2016年2月に生産開始しました※2。マツダ車におけるSKYACTIV技術の搭載比率は2016年3月期に86%まで増加し、収益改善、ブランド強化、環境・安全性能の高いクルマの普及などに貢献しました。

※1 「SKYACTIVによるビジネス革新」「『モノ造り革新』によるさらなるコスト改善の加速」「新興国事業強化とグローバル生産体制の再構築」「グローバルアライアンスの推進」の4主要施策。
※2 2016年5 月発売。

Q 中期経営計画「構造改革ステージ2」ではどのような点を重視されますか?

ビジネスの質的成長を図りブランド価値の向上を加速します

「構造改革プラン」の主要施策はおおむね計画通りに実行してきたものの、個々の領域を見ると、効率面での改善や効果を最大化させる余地があります。これらを一層強化することに主眼を置き2017年3月期から新しい中期経営計画「構造改革ステージ2」をすすめビジネスの質的成長を図り、ブランド価値の向上を加速します。事業環境は急激に変化していますが、そうした外部環境の変化を慎重に見極め、スピード感をもってこれに対応していきます。
マツダは130以上の国と地域で販売を行い、世界7カ国に生産拠点を有しています。バリューチェーン全体でグローバル最適なビジネス遂行ができる体制づくりを強化し、質的成長を進めていきます。また、各国・各地域のビジネスパートナーがおのおのの法令を順守するのみならず文化や習慣などを尊重し個々の活動を推進しながらも、マツダグループ全体で経営の方向性などを共有し、相互研鑽できる環境づくりを進めることによりブランド価値の向上を進めます。

構造改革ステージ2

構造改革ステージ2

Q CSR取り組みはどのように進化させますか?

社内外の変化を踏まえCSR重点取り組み領域を特定しました

マツダは広島県と山口県にある国内生産拠点において85万台以上の生産台数と、それに関連する雇用を維持しつつ、海外工場の生産効率向上を進めています。その中、日本で培ったモノづくりの技術をはじめ、環境マネジメントシステム、安全衛生管理手法などを海外拠点に展開することは、地域コミュニティへの貢献にもつながると考えています。近年、特に新興国でのビジネスを拡大しつつありますが、新しく進出した国においても現地のビジネスパートナーと連携しながら地域に根ざした身近で親しみのある存在となるようCSR取り組みを進めています。

2016年3月期は国連による持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs)の策定、COP21における温室効果ガス排出量削減目標採択など、社会動向において大きな転換のあった年であると認識しています。このような社会動向や、マツダを取り巻くビジネス環境を考慮し、また、マツダの中期経営計画を踏まえて、CSR取り組みを進化させています。2016年7月、CSRの重点取り組み領域(マテリアリティ)を特定しました。今後は、従来よりPDCAプロセスを回している「CSR目標」や、環境中期計画「マツダグリーンプラン2020」において重点取り組み領域の進捗を管理・開示する体制を強化しつつあります。

Q マツダのビジネスは地球や社会にどのような関係がありどのように対応しますか?

環境・安全面での技術革新を通じて持続可能な社会に貢献します

マツダのビジネスは、カーライフを通じて人々に人生の輝きを提供する一方で、特に地球温暖化やエネルギー・資源不足、交通事故などの社会課題に関係があり、また影響を及ぼしていると認識しています。これらの課題に対応するため「マツダ車をご購入いただいたすべてのお客さまに『走る歓び』と『優れた環境・安全性能』を提供する」ことを基本ポリシーとする技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」に基づき取り組みを進めています。「構造改革ステージ2」においては環境・安全性能の開発をさらに強化し、「SKYACTIV技術」搭載商品の継続的進化や次の世代の商品の開発を開始しています。

Q 小飼さんからのステークホルダーへのメッセージをお聞かせください

基本に忠実・誠実な行動を通じてブランドを守り社会に貢献し続けます

ブランドは「人がつくり、人が守り、人が発展させるもの」であると考えます。グループ内従業員一人ひとりが「お客さまや地域社会をはじめとして、マツダにかかわるあらゆる関係者を大切にする」、そして「それぞれの仕事に対して誠実であり続ける」「基本に忠実に正しいことを着実に行う」という風土の下に仕事を進めて初めて、マツダブランドの将来があると考えています。
ビジネス構造や外部環境が変化し、企業が果たすべき社会的責任や対応すべき社会課題はますます大きくなりつつありますが、その一つひとつに真剣に向き合い最善を尽くして対応していくことが大切です。今後もマツダに関わる世界中のステークホルダーの方々から真に信頼される企業へとさらに成長できるよう、マツダグループで一丸となって取り組みます。そして、未来においても地球や社会とクルマが共存している姿を思い描き、挑戦し続けていきます。

マツダ株式会社
代表取締役社長兼CEO
小飼 雅道