CSR

従業員への取り組み 1

人事基本コンセプト

マツダは「最大の経営資源は人である」と考え、どこよりも「人」がイキイキしている企業を目指しています。その実現のため、国内・海外のマツダグループ従業員全員で共有する、「Mazda Way」を軸とした人づくりを進めるとともに、グループの人事施策推進体制を構築し、さまざまな取り組みを展開しています。

「Mazda Way」

2008年度に、これまでマツダで受け継がれてきた基本的な考え方や価値観を7つに集約し、仕事を進める上で大切にすべき考え方を「Mazda Way」としてまとめました。2015年度は、従業員一人ひとりのMazda Wayに対する意識を高め、行動の変革を促すため、従業員における仕事の成功事例を共有し、実践を促進するなどの取り組みを行いました。今後も、全員がMazda Wayを自然と実践できるよう、取り組みを推進していきます。

Mazda Way 7つの考え方


  • ■ 誠実
    私たちは、お客様、社会、そして仕事に対して誠実であり続けます。
  • ■ 基本・着実
    私たちは、基本に忠実に、地道で着実に仕事をすすめます。
  • ■ 継続的改善
    私たちは、知恵と工夫で継続的な改善に取り組みます。
  • ■ 挑戦
    私たちは、高い目標を掲げ、その実現に向けて挑戦します。
  • ■ 自分発
    私たちは、自分発で考え、行動します。
  • ■ 共育(ともいく)
    私たちは、成長と活躍に向けて、自ら学び、自ら教え合います。
  • ■ ONE MAZDA
    私たちは、常にグローバルにOne Mazdaの視点で考え、行動します。

グループの人事施策推進体制

国内・海外のグループ会社と定期的なコミュニケーションを図りながら、さらなる人材の交流や共通の視点に基づく風土づくりなどの取り組みを協働で行っています。
海外のグループ会社においては、現地に根ざした経営ができる体制を整えています。現地採用した人材のマネジメント登用を積極的に進め、国・地域の文化に適した働きやすい環境づくりに、グローバルで取り組んでいます。

施策内容

グローバル人材開発委員会※1

各業務領域でグローバルにビジネスをリードする人材の中長期的な育成や最適な配置・活用を目指し、人材交流・育成プランについて、マツダとグループ会社のトップマネジメントが協議し決定しています。

グループ会社人事担当者との定例会議
  • ■ 海外拠点との定例会議(隔月)
  • ■ 海外主要拠点の人事マネジメントが出席するグローバル人事会議(年2回)
  • ■ 本社(広島)と同じ地域にある国内グループ会社との定例会議(半期ごと)

海外拠点の現地マネジメント登用率

(連結)

2015年度採用率 67%

※1 人材開発委員会は、国内・海外グローバル拠点まで対象範囲に含む「PDC1」「グローバルPDC」、マツダ単体の幹部社員を対象とする「PDC2」、PDC1/2を除くマツダ単体従業員を対象とする「PDC3」の4つの委員会で構成されている。

グローバルな人材交流と採用

出身国や採用地に関わらず、グローバルな舞台で活躍できるよう、グローバル人材開発委員会をはじめとして、グループ全体での人材育成(短期および中期の拠点間での人材交流など)を実施しています。また、国内においては、グループ会社と合同で企業説明会を実施するなど、グループの総合力向上に向けた取り組みを進めています。
海外グループ会社においては、それぞれの地域の特性を踏まえて各社独自の採用活動を展開し、必要な人材を確保しています。

短期人材交流プログラム

主に中堅クラスの社員に対し、本社と海外拠点の人材が相互に交流する形で短期(3~6カ月間)の海外ビジネス経験の機会を提供し、グローバルビジネスの即戦力となる人材の育成を目指すプログラム。2010年度の開始から2015年度までの6年間の交流実績は計21名です。


VOICE

ブランド価値向上を目指し誇りをもって働くことができる環境づくりを促進します

タイのパワートレイン生産拠点(MPMT)で人事・総務業務の担当をしており、業務においては、従業員の意見を取り入れることを大切にしています。2016年2月の創立3周年記念日では、従業員の提案をもとに、「一体感があり『幸福』を感じることができる職場づくり」をテーマにした僧侶講話を開催しました。MPMTは設立4年目の新設拠点ですが、「Mazda Way」を根づかせブランド価値向上を目指し誇りをもって働くことができる職場環境づくりを促進します。

ピライラック・アカラダムロンチャイ

マツダパワートレイン
マニュファクチャリング(タイランド)(MPMT)
人事・総務部

ピライラック・アカラダムロンチャイ


ダイバーシティ(多様性)の実現

従業員の多様性を尊重すると同時に従業員一人ひとりが個性を発揮しながら、力を合わせて会社や社会に貢献する企業風土の醸成を目指しています。多様な価値観やライフスタイルを持つ社員が、プライベートと会社生活とを両立させ、イキイキと活躍できるよう、ワークライフバランスの促進、充実に取り組んでいます。

女性雇用の拡大と活躍の場の創設

ワークライフバランス施策の充実などを通して、女性にとって働きやすい職場づくりに取り組んでおり、女性社員比率は上昇しています。
なお、従来※2より「2020年女性幹部社員数を2013年比3倍」を数値目標として自主行動計画に基づく取り組みを進めてきましたが、このたび、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づく事業主行動計画として、届け出をおこなっています。今後も、登用候補となる女性社員の個別育成計画を策定・推進するとともに、女性社員の育成の促進および女性の積極採用により、女性の活躍をさらに加速させていきます。

※2 マツダ株式会社 女性の活躍推進について

障がい者雇用

マツダは障害のある人を安定的、継続的に採用し、一人ひとりがその能力を最大限に発揮できるように取り組み続けています。また、障害のある従業員が働きやすい職場づくりのために、相談窓口「フィジカルチャレンジサポートデスク」を設置しています。2015年度より知的障がい者の採用を開始しました。
聴覚障がい者への情報保障を充実させるため、2名の手話通訳者を配置しています(2016年4月現在)。
2014年3月に広島県より「あいサポート企業・団体※3」としての認定を受け、障害の有無に関わらず、誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向けた運動に参加しています。「特別支援学校就職サポート隊ひろしま※4」にも登録し、知的障害がある学生のインターンシップを実施するなど、地域と連携し、障がい者の就労促進をしています。

※3 従業員などを対象として、テキスト「障害を知り、共に生きる」を読むことを推奨することやあいサポーター研修などに取り組む企業・団体を認定。
※4 企業と県が連携・協力し、特別支援学校生徒の就労促進を図る制度。

高齢者の雇用促進と技能・技術・ノウハウの伝承

積極的に高齢者の再雇用を進め、熟練者の技能・技術・ノウハウの伝承を進めています。
短時間・短日勤務の導入など、個人生活と会社生活とを両立させ、やりがいを持って働くことができる環境づくりに取り組んでいます。
2013年4月施行の高年齢者雇用安定法の改正を受け、2013年度より定年退職後も継続して就労を希望する社員全員を継続雇用する仕組みを導入しました。

製造領域の期間社員の正社員登用制度と組合員化

期間社員が充実して働くことができる職場を実現するための取り組みを継続的に進めています。
勤務期間が1年以上の期間社員を対象とした正社員登用制度を設けています。また、マツダ労働組合も、6カ月以上勤務し、契約更新した期間社員を組合員化するなど、さまざまな立場の従業員が一体感を感じて、イキイキと働くことができる環境整備を行っています。

マツダ単体の取り組み。

社員データ(2016年3月31日現在)※5

  社員数 平均年齢※8 平均
勤続年数※8
技能系・医務系 事務・技術系
単体※6 男性 9,725名 9,928名 39.9歳 17.1年
女性 656名 1,292名 36.7歳 13.5年
合計  21,601名 39.6歳 16.8年
連結※7 合計  46,398名

※5 第三者保証対象項目
※6 単体の社員数には、マツダ(株)外部から受け入れた出向者を除き、マツダ(株)外部への出向者を含む。
※7 連結の社員数には、マツダグループ外部への出向者を除き、グループ外部から受け入れた出向者を含む。
※8 エキスパートファミリーを除く。

(単体)

  2013年度 2014年度 2015年度
女性社員採用数 95名 117名 144名
女性管理職人数
(係長級以上)
149名 162名 173名
女性管理職人数
(幹部以上)
20名 24名 29
女性管理職比率※9
(係長級以上)
3.8% 4.0% 4.3%
女性管理職比率※10
(幹部級以上)
1.5% 1.7% 2.0%
男性管理職人数
(幹部以上)
1,343名 1,392名 1,409
60歳以上の勤務者数
(エキスパートファミリー)
1,240名 1,114名 1,067
障がい者雇用 雇用率※11 1.98%
(法定:2.0%)
2.02%
(法定:2.0%)
2.02%
(法定:2.0%)
障がい者在籍数※11 279名 287名 295名
管理職平均年齢 51.1歳 51.5歳 51.9歳
離職率※12 3.5% 3.6% 3.1%
新卒採用人数
(大卒・短大・高校)
男性 133名 215名 459名
女性 50名 66名 87名

※9 女性管理職(係長級以上)人数/管理職(係長級以上)総数。
※10 女性管理職(幹部以上)人数/管理職(幹部以上)総数。
※11 年度内の平均雇用者数。
※12 エキスパートファミリーを除く。

新卒社員に占める女性比率(2014年度~2016年度)

(単体)

  2014年度 2015年度 2016年度
事務系 33% 36% 35%
技術系 15% 6% 11%
技能系 6% 11% 10%