社員紹介

MAZDA RECRUIT 2017
 

技術系

パワートレイン開発
(解析)

田辺 裕樹

HIROKI TANABE

パワートレイン開発本部
エンジン性能開発部
PT解析グループ

2005年入社
先端物質科学研究科
量子物質科学専攻


 

マツダを選んだ理由

ズバリ、車が好きだから。
個性ある商品の開発に幅広く関与できる充実の日々。

 マツダへの入社を決めた理由は、ズバリ「車が好きだから」です。モノ造りに興味があり、自分でチューニングした車でドライブすることが趣味だったので、自動車メーカーを就職先の候補の一つとしました。そして、その中でも比較的規模が小さくて商品開発への幅広い関与が期待できると共に、明確なビジョンを基に個性ある商品を社会に提供し続けているマツダを志望しました。
 そして現在、私はエンジン性能開発部のPT解析グループに所属し、動力をタイヤに伝える駆動系を主体とした、パワートレイン(PT)の音・振動性能開発におけるCAEを担当しています。CAEとはコンピュータ技術を活用して製品設計の事前検討の支援を行うことを指しますが、マツダでは専ら製品設計の事前検討をリードする役割を担っています。そのため、人馬一体を表したエンジンサウンドや乗り心地を、異常な音・振動で阻害することの無いよう、CAEを駆使してPTシステムや構成する部品の仕様を提案し、設計図に織り込んでいます。と言っても、毎日パソコンに向かって仕事している訳ではなくて、開発の進め方を関連部門と調整する会議の取りまとめや、実験の立会い、試作車の運転評価、学会発表など多種多様な仕事をしています。興味やモチベーションを重視して就職先を決めたので、仕事は大変ながらも非常に充実した毎日を送っています。

マツダで実現したいこと

自分の理想を全て実現し、大きく胸を張れる車を造る。
マツダだからこそ、その目標に近づいている。

 私の目標は、「これが自分の理想を全て実現させた車です!」と大きく胸を張れる車を造ることで、その結果としてマツダのファンがより一層増えてくれることを夢見ています。その目標を実現させるためには、自動車開発の知識や経験を積み重ねていくことが重要だと考えています。
 入社当初は、SKYACTIV-DRIVEの振動性能の開発に携わり、駆動系の構造や部品・ユニット単位での開発プロセスを学びました。その後、CX-5を始めとするSKYACTIV搭載車の4WDシステムの基本構造および音・振動性能の開発に携わり、より広いシステムで最適仕様を決めていく開発プロセスを学びました。この仕事の成果はCX-5に乗った時の高い静粛性として確認でき、目標に一歩近づいたなと実感しています。そして、現在は次世代車の車両システムとしての音・振動性能の開発に携わっており、近い将来に、この成果を自分の目で見て、そして運転してみて確認できることを目標としています。
 このように、徐々にではありますが知識/経験を積むことで自らの目標に近づいていることを実感していますし、比較的小さな自動車会社で一人一人の仕事の幅が広いマツダで働いているからこそ、目標に近づくことができると思っています。

苦労話や面白さ・やりがい

日本カー・オブ・ザ・イヤー。その受賞に至る道のりで、
先輩や上司、周囲の人たちの支えを受けながら成長できた。

 専門知識やCAE技術を日々切磋琢磨し、それらを駆使することでお客様がワクワクするような車を実現させ、そしてその成果の積み重ねでマツダのファンを増やせる車造りに貢献できることに仕事のやりがいを感じます。
 私は大学で物理学を学んでいたため、材料力学や振動工学といった工学知識を全く有していませんでした。そのため、CX-5の4WDシステムの音・振動性能開発の担当を任された当初は、開発のどこから手をつけて良いのか…という状態で、なかなか仕事を前に進めることができませんでした。そんな私を心配して、他業務で忙しくしている先輩や上司が時間を割いて助言・指導して下さり、振動工学の知識を徐々につけていくことができました。また、設計担当が特別に手配した組立て前の4WDの部品を直接見て触れながら設計の考え方を教えてもらったり、実験担当が運転する試作車に同乗して性能評価のポイントを体感したりすることで、「クルマを開発しているんだ」という実感がわいてきました。それらの経験を積み重ねることで、開発後半には「ここの形状を変更するけど性能に影響する?」と頼られる人物に成長することができ、そのような環境の中で開発した車が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した時は、大変感慨深いものがありました。

学生時代に学んだことの活かし方

専攻はそこまで重要ではない。
大事なのは、学んだ思考を実践で活かすこと。

 理科が得意だったので理学部物理科学科に入学し、大学院では電子物性を専攻していました。そして、専攻とはあまり関係のなさなそうな自動車メーカーのマツダを志望しました。しかし、私自身は学生時代に学んだことがマツダで活かせると考えていましたし、それが間違っていなかったことを今も実感しています。
 例えば、マツダの最終面接では、「大学院での研究をどう活かしたいと思いますか?」という質問に、私は「研究成果自体を御社で活かすことができるとは思っていません。ただ、研究を通して培った論理的思考能力や、学会発表で得たプレゼンテーション能力などは、御社で十二分に活かすことができます。」と返答した記憶があります。
 事実、物理学の知識は現在の業務に役立っており、大学院での研究を通じて学んだ考え方は、仕事を進める上でも非常に役立っています。また、仕事に必要な専門知識は、先輩や上司がしっかり助言・指導してくれる風土があるので、学生時代の専攻を気にする必要は全くありません。

学生へのアドバイス

自分が何に熱意をもち続けられるかを知る。
そして、今の内に多くの経験を積んでおく。

 就職活動に向けて、私なりのアドバイスを二つ贈りたいと思います。
 一つ目は「自分自身を良く知ること」です。就職活動を始めた頃は、学生時代に得たスキルから自分のキャリアプランを考えていましたが、それが自分に合っているのか不安な一面もありました。その時、社会人を経験した後で研究職に戻られた先輩から「幅広く就職活動をして社会をより知った方が自分のためになるよ。」とのアドバイスを頂き、スキル視点ではなく興味視点でキャリアプランを見直して就職活動を行い、現在に至っています。興味やモチベーションは仕事を進める上での熱意となり、熱意をもち続けることのできる仕事なら、大変ながらも充実した毎日を送ることができると考えます。自分を良く知り、熱意をもち続けることができるモノを一つでも多く発見しましょう!
 二つ目は「多くの経験を積むこと」です。大学院では現在の仕事とは無縁な電子物性を専攻していましたが、研究を通して得た論理的思考能力は開発課題の要因分析に、学会発表で得たプレゼンテーション能力は会議や上司への結果報告の際に活かすことができています。また、4年間続けたファーストフード店でのアルバイトで得たコミュニケーション能力は、関連部門との調整の際に活かすことができています。このような経験は自分自身の考え方の基礎となり、社会に出て仕事を進める上で非常に役立つと考えます。今の内に多くの経験を積んでおきましょう!

1日のスケジュール

08:30 出勤

入社1年目から乗り続けているRX-8で通勤しています。駐車場が職場の建屋に近いため、運動不足にならないよう、朝はエレベーターを使わず、6階の職場まで階段で上がるのを日課にしています。職場に着いたら上着をロッカーにしまい、職場の方々に挨拶しながら席に着きます。席についたらお茶を一口飲み、パソコンを立ち上げて一日の仕事をスタートさせます。


09:00 チームミーティング

市場の動向や、新車開発プロジェクトの進行状況など、各自が持っている情報を共有化し、多種多様なプロジェクトに関わるチームメンバーが仕事を効率的に進められるように調整をしています。また、安全や健康を題材にした話し合いを定期的に行い、メンバーが仕事を安全に進められるよう意識の高揚を図っています。


10:00 解析評価

私たちの部署では、音/振動面での理想構造追求や、それを構成する様々な部品の形状検討を行っています。私たちが目指しているのは、試作によるトライ&エラーに頼らず、机上検討によるやり戻しのない開発です。そのため、解析精度が非常に重要です。単にソフトウェアで計算するだけではなく、現象のカラクリを解明することが必要であり、新車開発と並行して技術開発も進めています。


15:00 打ち合わせ

解析結果や実験結果を持ち寄り、関係部門の方々と開発の進め方を協議します。PT解析グループでは複数の部門にまたがるシステムの性能を評価するため、会議の進行をリードし、打ち合わせ後は議事録を作成します。また、実験計測の見学やテストコースでの試乗評価など、実際のモノに触れる機会が多くあるため、解析部門にいながらもクルマを肌で感じることができます。


20:30 退社

職場によって曜日は異なりますが、私の場合、毎週水曜日と金曜日のノー残業デーは18時に退社します。その他の曜日は20時半を目途に仕事を切り上げて退社します。帰宅後は3歳になる一人娘と遊びます。娘が寝た後は、自動車雑誌やビジネス書を読んだり、インターネットで金融投資の管理をしたりと、自分の趣味の時間にあてています。


休日の過ごし方

 休日は、家族みんなで近くのショッピングセンターに出かけたり、娘と団地内の公園へ遊びに行ったりして過ごしています。市内でイベントごとがあれば、家族みんなでバスに乗って出かけ、買い物を兼ねて一日過ごすこともあります。広島ではフラワーフェスティバルや宇品/宮島の花火大会、西条の酒祭りや輸入車ショーなど、四季折々の多彩なイベントがあるので飽きることはありません。
 また、広島は山と海に囲まれており、スノーボードやマリンスポーツを気軽に楽しめる環境です。これまでは趣味の洗車に没頭するあまり、その恵まれた環境を十分に堪能する機会もありませんでした。娘が興味をもちはじめたら一緒にトライしてみたいと考えています。もちろん野球に興味をもったら、一緒にカープ観戦ですね!


 

 

 

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